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チモッキ

思ったり、感じたり、言ったりしたこと

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梅雨明ける明け方に

嬢は旅だったのである。
あとひと月弱で、9歳であった。

「嬢ちゃん、梅雨明けの日だったね」
嬢の旅立ち後、指摘されて、知りました。

夏が近づくたび、ここ数年体調を崩していた。
「嬢ちゃん、秋まで頑張って。そしたら元気になるから」
わたし気を張ってたんだけど、1回口にしたら気持ちが弱っちゃって、
調子悪く横たわる嬢の横に、チーモも横たわって、
涙つるつる出しながらお願いしたんだ。

夏が嫌だった。
嬢の命を、削られるようでこわかったです。

そしたら夏になる日に、美しい朝に、旅立った。
嬢ちゃんよ。

お前は、チーモを愛して、ほんとにやさしい子だった。
ひっかいたり、噛みついたり、えばったりはしたけれど、
ものすごくかわいくて、
「かわいいかわいい、愛してる」ってチーモ本気で言ってたけれど、
チーモの愛よりずっとずっと、嬢の愛はでかかった。

チーモたちの好きな秋までは、がんばれなかった。
でも、お医者さんが「嬢ちゃんは、嬢ちゃんの持って生まれた身体能力を目いっぱい使いきっていきました」と、言っていた。

嬢ちゃんはがんばった。使い切った。
嬢ちゃんががんばったから、チーモももっとがんばる。
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みなさま、おひさしぶりっこ

見てくださってる人、いるのかしら・・・

ご報告が遅れて申し訳ないのですが、
7月19日午前5時半頃、
嬢が旅立ちました。

お前、いつの報告をしてるって感じですね、すいません。

8歳でした。

あの、かわいい嬢が。ですよ。
信じられんが、ほんとうなのです。

最後までチーモの赤ちゃんで、妹で、お姉さんで、
最後は特に立派に立派に、お姉ちゃんらしく、
チーモを激励して、いきました。

嬢がいないって、いまだにビックリする日もありつつ。

でも、こういうことが起こるのが、
こんな悲しさやさみしさがある世界で、
わたし達は出会って、
嬢はこの世を、満喫したと思うので、

そんならわたしはもちろん、
この世界を愛そう。

と、思うわけです。
振り切るように、鞭打つように、思うわけです。
涙ふり絞って、思うわけです。
でも時々、座り込んで泣いちゃうわけです。

でも、こうして語れば語るほど、
ちがうわけです。
語る言葉なんて、ないわけ。

言葉は出てくる、いくらでも出てくる。

でも、今。と。この気持ち。を、言い表す言葉が、
どこをさがしてもないのです。
嬢が、いないのです。
いや、どっかにはいるのですが。

ねえ、ほんと。
お前がいないなんて、信じられない。

チーモね、初めて知ったことがあったの。

亡くなってしばらくの間、嬢はもう死んだって知ってるのに、
ね、当たり前でしょ、動かなくなって、火葬もしてるわけだし。

だけど毎朝起きるたび、起きたその瞬間、
チーモの目は、嬢がどこにいるか確認するために、
探すんだってこと。

私が朝目覚めて一番にすること、それは嬢を探すこと。
それを嬢の死後、初めて知ったんだよ。

お布団が軽いし、体のどこにも毛皮が触らない。
そんなら、枕元かな。それとも、棚の上かしら。

チーモの目が、一瞬のうちに勝手に嬢を探すんだよ。

ずっとずっと、そうやって一緒に生きてきたんだ。
毎朝毎朝、そうやって目覚めてきたんだ。
嬢が、いたんだよ。
でももう、いないんだ。

あの、衝撃と、静かで深い、悲しみったらなかった。

しんだって、知ってるのに、体が無意識で嬢を探す。
びっくりしちゃった。
理屈じゃなくて、ああ、わたし、嬢が大好きだったんだって思った。

この世から、あの毛皮が、瞳が、なくなったなんて。
あの愛しい愛しい、死ぬほど愛しいわたしの猫が、
もういないなんて。

うそみたい。
うそみたいよ、嬢。

嬢が死んでから、何回も思った。

うそみたいよ、嬢。

って書いたのが、たぶん2月くらい前。
今、11月21日。

いったい、いつご報告するつもりなのやら・・・

と、ここまで書いて、今12月4日。
あらあら。

それはさておき。

嬢、嬢、嬢
なんてかわいい嬢。

うんこもかわいい嬢でしたが、
骨壺もやっぱりかわいいのでした。

左の偉そうなピカピカが嬢。
右の奥ゆかしいのが、BB。

骨壺に収めるとき、斎場の人が、小さい骨壺だと骨がつぶれるかもっていうから、
少し大きいサイズにしてもらったら、あんた、でかいね。

BBと同じ白の包み紙(?)がよかったんですけど、
斎場の人が、この、ピカピカにしてくれた。
うん、ゴージャスゴージャス。

年内に、ご報告したかった。
みなさんご心配してくれたり、やさしくしてくださって、
ほんとにありがとう。
チーモたち大喜びでした。
いまもずっと、しあわせです。

みなさんの毎日が、光り輝いて、ずっとずっと続きますように。












 

初めてやられた

夜中、ねこ爆弾が、みぞおちに落ちてくるってやつ。
話には聞いていたの。

わたしね、それを嬢にやられたの。ゆうべ。
洋服ダンスから、嬢がふってきたの。

その瞬間わたくしは、みぞおちを連続して殴られた夢をみてました。

「ぐわああー!!(なに?なに!?)」って目さましたら、
嬢がお腹の上から、ふつうに、ほんとふつうに、
なにごともないかのように枕元に移動して、
「お布団入れて!」だって。

最初からそうしろよな!って、思った。
軽く吐き気しながら思った。

でも必死で、「お、お布団入りたいのね・・・いい子ねゲホッ(吐血)」って、
嬢ちゃんがお布団に入る手伝いした。
チーモ、嬢ちゃん大好きだから・・・。

嬢は最初枕元で起こしたのに、チーモが起きなかったから、
洋服ダンスから落ちてきたのかもしれないし・・・。

それより気になるのは、どうして人間の急所を知っているんだろう、ってこと。
猫って怖い。


今朝は今朝で、嬢が胸の上で、かわいくかわいくゴロゴロしてたから、
おきられなくて、(あー私、現在進行形で遅刻してる・・・)って思った。

遅刻する。
わたし、遅刻を選択する。

もう、全然いい。
怒られてもいい。

だって、嬢ったら赤ちゃんみたいな顔をして、
毛がキラキラして、口とかちょっと開いちゃってて、
あったかくって、くにゃくにゃで、
太陽と猫があるってことは、それは幸せってことだから、
戦争は絶対にいけないんだよ。

戦争をもくろんでる、この完璧な理論がわからない人は、
お母さんのおなかの中からやり直すようにね。




おあつうございます

死んじゃうのね…って頃の嬢ちゃん。
まだ具合よさそうな日に撮ったんだけど、


最近のと比べると、ああ、具合悪かったんだって、顔してます。
こっちは、私を冷たく見下す余裕がある感じ。
うそうそ、眠いだけです、嬢ちゃん。
氷枕に寄りかかってます。


なんか、元気になりつつあります。

わたしとカメラを、かじったりしてます。
右上の黒豆が、目です。
黒い部分は、もちろん口です。


病院の先生が言った「嫌な感じの腫瘍」部位は、ほとんどなくて、
今は触っても、けっこう平気。
耳の膨らみもなくなり、歩くのも元気。

お散歩も、またハーネスするようになりました。
具合悪いときは、縁側のとこに、寝かすだけって感じだったから、
ハーネスいらなかったけど、
今はシャシャシャッ!とくのいちのように素早いから。

油断はできないけれど、なんかすごく、ほっとしてます。



オリンピック

東京でやるとか、興味ないなあ。
街を整備する―!とか言って、ネズミとか殺されちゃったらやだなあ、のが強い。

それより今まで世界でオリンピックやサッカーワールドなんちゃらとかやるときって、
特に発展途上国のような国で、そこの国の野良犬野良猫を殺処分して、町の美観をつくろー、おー!ってなことが起きるって印象が強くて、むしろ喜べない。
今回も、鳥さんの住処をぶっ壊そうともくろんでるのよね、東京。
25年もかけて育てた葛西臨海公園の自然を、5日間のオリンピックカヌー競技のために壊さないで!
文化って、文明ってなんじゃろう。

ううん、もともと、どこでやろうといいじゃない。
4年に1回だったら、いっそ5年に1回でもいいんじゃない?
なんだったら1回休んで8年に1回でもあたしは全然、というほどにオリンピックに関心がないし、オリンピックも私が好きじゃないだろうという感じの2人なんですが、
(競技は見る時あるけど、なんか、自分の国に来て!て気持ちがわからない)

うちのあの子は違うようで、東京オリンピックの「へそ天」て競技に出るんだってはりきってます。
あるんですかね、へそ天って競技。初めて聞きました。
わたし、オリンピックほんと無知だからなあ。
記録より美しさや技の難易度を競うそうで、あえて分類するなら、水泳ではなくフィギアだそうです。ハーン、なるほどね、へそ天ね。

自宅で練習中の嬢です。


あれ、なかなかいい線いってるんじゃない?って言ったら、
チーモのズボンのすそに足を引っ掛けてバランス取ってるのがそもそもダメなんだって。

(え、そこから・・・?嬢ちゃん、こうしないとまっすぐ上向けないじゃない。
間に合うの?オリンピック・・・。)

と思ったけど、とても口に出せなかった。
彼女の瞳が、真剣すぎて。
ああ、オリンピックしか見えてないんだなって。

あと、ヨーロッパの猫たちと、あと太ってる子なんかはもっとどっしりと安定してるんだけど、嬢含め日本の猫は、へそ天の安定性がややかけてしまって、
もっとダイナミックさを出さないと、点数につながりにくいんだって。

あとしっぽの角度がおかしいって。

あーうん、それはね、へそ天関係なくチーモも思ってたよ。
だってふつうに起きてるときとか、しっぽってそっちに曲がらないじゃん。
(そのしっぽ、根元グキッていっちゃってるよね?大丈夫?)って思ってたよ。
自分のおケツでふんじゃってるよね、しっぽ。

でも表情は芸術点で稼げそうってちょっと満足そうに言ってました。
そっかそっか、厳しい世界なんだね、チーモなんにも知らなかったな・・・。

オリンピックがんばって、嬢ちゃん!
チーモ応援するよ。

嬢ちゃんの腫瘍

嬢が不機嫌でしてな。
チーモが忙しいせいかと、思っておったんですわ。

体も触らせてくれませんでな。
触ろうもんなら、病院送りの勢いでDVされましてね。

ああ、チーモが悪い。
忙しいって、嬢をかまわないチーモが悪い。

そしたらある日、しっぽの内側、真ん中らへんに、ポッコリしたものがふれました。
嬢、すごい怒る。
病院に行きました。

そしたら触診した先生、「なんかやな感じの腫瘍」って。
「手術か、薬で様子見か」って。

教科書通りなら、手術して病理検査。
でも、それはすすめないし、チーモさんもそれはいやなタイプでしょうって。
でもでも、薬で様子を見た場合に悪性だったとき、手を打つのが遅れると。

チーモちょっとよく覚えてないけど、結局、様子見なんです。
チーモが「でも、手術も入院も絶対ストレスだし、嬢はストレス感じやすい子だし、
長生きとかより、幸せでいてほしいんです」とか、言ってた。

先生も「・・・言いたくないけど、ほんとは手術はすすめない」って。
それは、手術した子は、長生きしないことがすごく多いから。だって。

いや、それも一概には言えないと思うけど、
でも、アニマルにかかるストレスを度外視はできないし、
そもそも嬢に手術や通院のストレスをかけて長生きできたとして、私しあわせだろうか。
嬢の幸せが私の幸せなんだけど、嬢はそれで幸せなんだろうか。
たぶん嬢も私の幸せが幸せだから、わかってくれると思うけど、
でもチーモの幸せは嬢の幸せだから、ぐるぐる(思考がまわる)

BBは手術して少し長生きしたし、それはよかったことだけど、
こっちの覚悟が出来さえすれば、生涯の長さは、幸せにはあまり関わりない気がする。

「覚悟を決めて、後悔しないように」って先生ったら、性急なこと言うんだけども、
私が「でも結局、最終的には生き物って死ぬじゃないですか。」って言ったら、
先生、「いやいやそれを言っちゃあれでしょ」みたいなこと言って、でもそれを遮って、
「私は長生きしてほしいけど、嬢が幸せじゃなかったら、意味がないんです。
毎日通院して、点滴して、お薬飲んで、そういうの嬢がつまんなかったら意味ないんです。」
「それならおうちで、最低限痛くなくして、お刺身食べて、楽しいなって思って、暮らしてほしいんです。」
「手術はしません。死なれる覚悟なんて、いつだってできてます。」
って、一気に言った。チーモ、ちょっと鼻が垂れてた。

毎日、いつ死んだって、誰も不思議はないって、
だから私たちは、奇跡の中を生きてるんだって、ずっと思ってきた。
ああ、わたしは、ずっとずっと覚悟をして生きてきたんだ。
奇跡の中を生きるって、きちんと覚悟することかもしれない。

そしたら先生が
「それがいいと思う。もし手術して悪性だった場合、すぐに抗がん剤の治療が始まるから、そうなると長生きしない子が多いんだよね」って言ったの。

それってどうなの。それってどうなの。すごく思った。
みんな、不安と希望を持って、抗がん剤を大切な子に投与するんじゃないの。

でもなんか、先生の本音だと思った。
わかんない、チーモがちょっとアレなオーナーだから、あんま関わらんとこうと思ったのかもしれないけれど。

わかんない。ほかにもいろいろ話したけど、ちょっとまだまとまらない。
チーモの希望は、嬢の楽しい毎日。
そのためにできることはする。
じゃあ、どこまでの辛さを、私は治療として選ぶだろう。
それがまだ、わからない。

とりあえず、ステロイドお注射ちっくんして、お薬を2週間のんで様子見。

今嬢は、毎日お薬飲んで、すんごいご機嫌。
おしっぽ痛かったんだね、ごめんね。
しこりも、小さくなってる。このまま、おさまってくれるといいんだけど。
お薬の切れた後、どうなるか。

以前先生に、先生も関わってる県の動物愛護推進員ってのに参加したら?って言われて、
でもシェルターのボラもしてたから、その時は見送った。

今回は、地域ネコの活動を市と始めるそうで、
その指導員になるのには行政の任命を受けるんだけど、
その推薦をするから、学校終わったらどう?ってお誘いをもらった。

学校終わったら、いいかもね。

あ、ワクチンは打てって怒られた。
いろいろ考えてチーモ、ワクチン打ってないんだ。
メリットよりデメリットのが多いように思う。いやどうだろう。
ワクチン打ってない子のが、長生きな子が多い気がする。
副作用の話とかしたら、「副作用のないワクチンも出てるから」とかいうんだけど、
ほんとかなあ。ワクチンの名前聞いたから調べてみないとね。

それはさておきチーモ、嬢が死んだらすぐに、違う子を迎えるよ。
なんか、ひどい感じだけど、ペットロスになってる暇、ないんだ。

チーモの嬢ロスの悲しみなんて、チーモと嬢が出会えたことや、毎日の喜びとか、
おうちが必要な子と出会えて、その子がご飯と、あったかい寝る場所が得られて、
あと、チーモほんとに大事にする。ほんとにほんとに大事にする。
それに比べたら、なんでもないと思うんだよね。
嬢がいなくてどんなに悲しくたって、
嬢がいなくて死んじゃいたいって思ったって、
そんなことは、ほんとに、なんでもないことだと思うんだよね。

と、今は思ってる。

ああん、支離滅裂ぎみかも。

あ、嬢は今、元気ですのでね。
またご報告いたしますのでね。

新しいあだ名

朝、階段の下付近で、嬢、あいさつに近づいた母を辻斬り!
返す刀で、その後かつお節をくれた父のことも辻斬り!!

嬢は、ちょっとしたコミュニケーションのつもりのようだけど、
父母らからつけられたあだ名は、「殺人鬼」。

「あれ?うちの殺人鬼どこ行った?」
って会話が、父母の間で交わされてたよ。
チーモ、否定できなかった。
どんだけ辻斬るのか、嬢よ。

あと、「罪なちびこちゃん」ってあだ名もついてた。
つみなちびこ。って言われ過ぎて、口が回らなくなったのか、
びなみこ。とか、みなびこ。とか、ちょっと間違われてた。

嬢ちゃんにいろいろ尽くしてるのにシャーって言われちゃってる父なんか、この前とうとう、
「・・・お父さんも、チーモについて回る嬢みたいな、お父さん専用猫が欲しいな・・・」って、つぶやいてたよ。

チーモ的には、尽くして見返りがあると思ってるから、嬢はシャーするんだよって、
私たちの関係が出来上がるまでの、チーモの嬢への、あの傷だらけの無償の愛の日々を思い出しなさいよパァン!(ビンタ)って心で思いましたけど、

でも、たしかに父もちょっとかわいそう。と思い、数日後、
ちらっと里親募集のページなんかを、
「この子、うちの子になってもらう・・・?」って見せたら、

「うん、かわいいね・・・でも嬢ちゃんは一緒に暮らすの無理だよね。嬢がかわいそうだな」
って言ってて、あたし、なんか泣けたわー。
いや、普通のことなんだけどさ。
嬢ちゃん、いいお父さんだよ。辻斬りもいい加減にしないと。

めっちゃ見られてた

朝、目覚めて嬢をさがしたら、思ったよりけっこう近くにいました。
この子、人の寝顔を見つめるんですよね。
私が思ってるより、ずっと私を愛してる。

ぽんぽこりんのおなかちゃん。
離乳食時代を思い出しますな。


股関節もまっすぐ(太ったから)

昨日8月8日、7歳の誕生日を迎えました。
今朝も「昨日が誕生日の子おはよう、おめでとう」
「昨日が誕生日の子、かわいいね」って、父母らにいわれてました。
たぶん明日も、おとといが誕生日の・・・って言われると思う。

誕生日はイカとマグロを食べさせるよ。と教えといたんですけど、
マグロ買えなくて、見切り品のワカサギをソーッと出したら、

(ねぇ、あれじゃないよね?)ってすぐ文句言いに来ました。ちょっぱや。
なにを!ワカサギに文句を言うな!

いやいやいや、私が約束したんでしょ、と。
悪いチーモね、ごめんね、ちゃんと買うからね。待ってね。

こんな子と生きさせてくれて、神様ほんとにありがとう。

ゴロゴロしてる子

最近の嬢は、朝起きるとすぐ、ストーブ前でスタンバる。

この、ストーブつけてアピールを、故・愛犬BBはよくやってましたが、
嬢は湯たんぽもあるし、リビングのストーブでもそれをしたことはなかった。

でも歯磨きして部屋に戻るとすぐ、ストーブ前に走ってく。
下手したら、歯磨きしてる間からストーブ前で待ってる。

極寒の夜用ごちそうストーブ、昼でも催促されるとやっぱりつけてしまいます。
(年のせいなの・・・?)ってちょっとヒヤリともする。

極寒の廊下で地蔵みたいになってた若かった日もあったけれど・・・
最近では、お気に入りの背の高い食器棚にもあまり乗らない。
それはなぜかというと、前みたいにスタン!と降りられないからだ、と父が言う。
躊躇してるのを見かけた、と。
6歳って、そんな年じゃないと思うんだけど・・・。
いらないって思ったけど、やっぱり買ってもらってよかったんだと思う。

私の背中にもぬくもりが当たるように設置してお化粧してました。
ふと振り返ると。



とろけきってました。

お化粧終わってまた振り返ると。


まだとろけてました。

満喫だね。よかったね。かわいいね。
この後おしりにしがみついて、両足でキックキックされました。


これはさっきクニクニしてたところ。


スコティッシュふう。おみみ。

おきたらピョインと元通り。
嬢ちゃんの、三角のペラペラの風通しの良いおみみがだいすき。

スコちゃんのたれたおみみは、カイカイになりやすいんだそう。
それはかわいそうだね。
こんなにうまくできてるものを、カイカイになるほどいじってはだめよ。

ロマンチックまつ毛とお前のしるし

今日はお休み。
ちょっと寒いけど、こたつを片づけました。
今日を逃すとなかなかできなくなるな、と思って素早く。

嬢に一言も断らずに着手したものだから、後ろからじとーっと見られていた。
気づいたとき、ひやーっとしました。ご、ごめんなさい。

嬢には、ストーブつけたげる。ね。

何年前か忘れちゃったんですが、温暖化の影響か、北極の氷がとけて、ホッキョクグマが自分の子供を食べている。というニュースを見てから、自室にストーブを出さなくなったのでした。
意味があるかっていうと、よくわからず、たぶん祈りに近いものだと思います。
あとはたぶん、おんなじ地球で生きてるって味わいたかった。

それでまあ、楽しくきゃっほいストーブレスで生きてきたのです。
全然生きられる。千葉温暖だし。厚着すればいいし。
嬢にはこたつをあてがった。こたつの基本的な熱源は湯たんぽです。

ところが今年、父がストーブを買ってあげる、と言い出しました。
いくらなんでもキミの部屋、寒すぎだ、と。

いやいやいらないよ、と。全然平気だもん、と。
そもそも、つかえないんじゃなくて、つかわないんだよ、と。
笑顔で言いました。

そしたら、真顔で言われました。

「キミにじゃないよ、嬢ちゃんにだよ。」

あ・・・ごめんなさい、当然私のストーブかと思っちゃって・・・
あ、あのこも、大事なむすめだもの・・・ね?
でもあの子、マイこたつ持ってるけど・・・

なんか、父も嬢に色々してあげたいんだな、と思ったのと、
(私は嬢のストーブ調整係に任命されました)
嬢もだんだん年で、あんまり寒いとだめかな、と(そんなわけはないのですが)、
ちょっと弱気になっちゃって、買ってもらったストーブです。
耐えられない?ちょっと耐えられない感じ?って夜につける。ごちそうストーブ。
もちろん嬢が、いちばん温かい場所に座る。

シーズ管とかいうらしくって、ちょーあったかいの。遠赤外線なの。体の芯からあっためるって。
「部屋の一部しかあったまりません、あしからず」てやつなんだけど、うそうそ、部屋がちょーあったかいの。(寒さに慣れきって、ちょっとの熱で感動できる)


ソファの湯たんぽ山からストーブ平野に下りてきた嬢。
二つのクッションをダブル使いして寝てたけど、
二つに割れて、おケツが落ちちゃった嬢。


まつ毛が撮りたい。
でもなんか、ぼさぼさしてる。寝癖?
昨夜のまつ毛は、ベルサイユのばらみたいなロマンチックなまつ毛で、
ほんと、時を忘れて見とれた。

芸術家の気持ちがわかる。
一瞬の美しさを、形にとどめようとする気持ちがわかる。
お前のしるしを、何とか残したくなる気持ちが。

そのほっぺたも・・・。





起きちゃった。

春って掃除がしたくなります。本格的に。
ソファカバーもなんとかしたい。おしゃれっぽく。

ソファを部屋に持ち込んだのは一年位前でしょうか?

嬢もすっごく気に入ってソファに入り浸って、
ああ、これからすてきなソファカバー探そう、と思ってた矢先に、
嬢がご飯をたっくさん食べて、満足してソファに行ったら、
そこでケロッとはいちゃったらしくて。かわいそうに。

あとで気づいて、あわてて拭いて乾かしたけど、しみがね。

ソファが乾くやいなや、そこらにあった布をかぶせて、今に至ります。
おしゃれなカバーとかより、必要なのは防衛!とその時は思った。

ああー早く布敷いとけばよかったー!と思ったけども、ふと見れば、
嬢はしみのすぐ横で、「ああ、ほんとにいいね、ソファー・・・」ってうっとりしてた。ちょうかわいかった。

カバーをめくるとあらわれる、嬢のつけたしるし。
いろんなとこに、嬢のしるしがある。
チーモの体にもある、たくさんある。

いつかきっとそれ見て、思い出すよ。
なんでもない日のことを、幸福で、そんでちょっとこんな切なさで。
愛しいしるし。おまえのしるし。

A REMARK YOU MADE お前のしるし


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