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チモッキ

思ったり、感じたり、言ったりしたこと

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amazing grace

「ジュルのしっぽ」のこのページを読むたびに、涙が出てきます。

私は讃美歌ってのがあまり好きじゃなくて。神を信じてないのですね。
正確には、信仰のために他者を攻撃するのもやむなしという人間を、なんだけど。
まぁでもこれは難しくって、生まれたときから信仰が決まってるとかの面もありますしね。
とにかく何か、他者を攻撃したり、思考力を奪う宗教には、不信感を抱いています。

あ、いえいえ、私も信じてる神はいるのですよ。
嬢の中に、父母の中に、ユスリカの頭の、美しく緻密なボンボン飾りにそれはいる。
「神」という名前かは知りませんが、本来神であったものがそこにいるのは知ってます。

「神」のためでなく、「わたし」と「あなた」の喜びのために、
働くことを喜んでくれる何か。

罰を与えようなんて、考えたことも、罪と引き換えに地獄を、
善と引き換えに天国を与えようなんて、考えもせずに、
ただ赦すことと愛すことと楽しむことだけを
わたし達に与えたがってる何かがあることは。

そんなわけで映画、アメイジンググレイスを見ました。
このことを、そんな、2時間でなんて無理だよね!っていう感じはありますが、
やっぱり、ちょっこし涙は流れるのでした。

映画の筋立てに泣いているのではない。いーや断じてない。ダン!(杖で床を)
命が生きる愛しさに泣いてる。

この映画にあらわれる登場人物たちは、ほんの断片。

殺されていった奴隷たちの、生きのびた奴隷たちの、
それを利用した人たちの、抗おうとした人たちの、
自分に関係ないと思った人たちの、自分に関係あると思った人たちの。
ごく一部。

ああ、みんないろんな立場で生きてるなあと思って。
みんな、人も動物も植物もどういう時が幸せで、
わたしは、どう生きたいかなあと思って。
ちょびっと泣いた。

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歌え!ティモール

チーモは今日、映画を見てきたよ。
すばらしい映画だったよ。

こちらさまで教えていただき、こりは見たい・・・!とブルブルして、
えっちらおっちら行ってきました。

個人のお宅のリビングでアットホームな雰囲気。
上映の後はお客さんの一人が買ってきてくださった団子を食べながらお話しました。

恐れてはいけない。
それを成し遂げようとした先人たちがいる。
たとえあなたが殺されても、あなたの意志を継ぐ者がいる。


これは映画に登場してる人が、原発や津波で不安な日本へのメッセージとしてくださったものだそうですが、胸えぐり勇気づけられます。

かなしみに出会うってことは、生きてるってこと。
生きてるってことは、出来ることがあるってこと。

あまたの悲しみと出会うことがあっても、たくさん、笑って、歌って、
生ききろう、と思ったのでした。

しかし上映会、せっかく配布のチャンスなのに、わたしったらARチラシをきらしてて、
急いでアニマルライツセンターにわけてくれるようお願いしたけれど、頼むのギリギリで間に合わず・・・
上映会から帰ったら届いてたのでした。本当ろくでもないですよ、わたしというやつは。

この後悔を忘れまい。
真摯に生ききるのだ。

真摯に生きるって揶揄されるけれども、
いやあ、それができる人は、本当に幸せな人だと思う。
私はその幸せな人になる決意を、ますます固めたのでした。

もっとずっともっと感じるものがあって、コネコネ文章作ってたのですが、
時間がかかりすぎて、嬢もかわいいお鼻でフンフン鳴きだしています。
ハハーン、さてはお前さみしいのだな。



4a3f1c36.jpeg東南アジア、東ティモールを舞台に、大地とのきずなを描くドキュメンタリー。

1999年までの24年間で人口の3分の1を失うという、狂気のような殺りくを受けた東ティモール。
消えない悲しみを抱きながら、許すという選択をした人々の姿が、美しい音楽とともに綴られる。

日本が深く関わりながら、ほとんど報道されなかった東ティモール問題を取り上げた、国内初の作品。

作者らは極力通訳を介さず、住民と共に暮らす中から歌と言葉を引き出した。
ゲリラ兵や、女たち、シャーマン、獄中から東ティモール独立を率いた初代大統領の貴重なインタビューが含まれる。
文字を持たない口承文化特有の、詩のようにつむがれる言葉の数々が、胸に残って離れない。
東ティモールで耳にした、ある青年の歌。日本帰国後もメロディが耳に残って離れない。
作者は青年を探すため島へ戻る。そして一つの旅が始まった--------。

「ねぇ仲間たち。ねぇ大人たち。僕らのあやまちを、大地は知ってるよ-------」

歌はこう始まっていた。
直接的な言葉を歌えば命に危険が及ぶ、インドネシア軍事統制下にひっそりと歌われた歌だった。


青年に連れられて、作者は島の奥へと入っていく。そこに広がるのは、精霊たちと共にある暮らし。
太陽に照らされた、はじけるような笑顔の人々。


その一方で、人口の3分の1の命を奪ったインドネシア軍の攻撃が濃い影を落とす。
報道にのらない地下資源ビジネス、日本政府の驚くべき行動。

「悲しい。いつまでも悲しみは消えない。でもそれは怒りじゃない。」

「日本、ティモール、インドネシア。みな同じ。
母一人、父も一人。大地の子ども。
叩いちゃいけない。怒っちゃいけない。」

弾丸が飛び交う中、人々は命をわけるように助け合い、大地への感謝を歌と踊りに表し続けた。

公式サイトより



そんなわけで、少ないんだけれども、
とにかく行ける範囲で上映していたら、ぜひ足をお運びください。
ぜひでございますよ、奥さま!

帰りは東京駅のベジ坦々麺専門店、ティーズたんたんに寄りましたよ。
緑のたんたん麺にしました。フー、おいしかったー。






 

BBM・・・の回

ブロークバックマウンテン、見たの。
カウボーイの2人の、愛し合う2人の話です。

私、なぜ滂沱たる涙を流していたのか。
(目尻と目頭から同時ジョビジョビ)
ウックウックと嗚咽したのか。

なんで泣いてるのかわからなかった。こんなことになったのはなぜですか。
あんまり泣けちゃって鳴けちゃって仕方なく、嗚咽もとまりませんでしたから、
ヒッヒッフゥーヒッヒッフゥーとラマーズ法で呼吸を整えましたよ。
そんなわけであなたも見てください。(ピーコ)

あれ愛の話なの?いや、愛の話だよね。
でもそれだけじゃないでしょ?何の話なの?

二人の愛とか恋とかじゃなかった気がする。それだけじゃなかった気がする。
人間のしょうもなさとか、人生の侘しさとか、なんかそんなの。
なのになんか・・・なんか・・・。

破られた愛の約束は、しょうもないもん。
叶えられなかった約束は、うそっぱち。
ついそう思って、約束ってあんまり好きじゃないのです。
叶えられる約束の方がずっと少ないのにね。
そう思うのは、単なる私の人間的な弱さですなんですが。

人生には、しがらみってあるけれど。それぞれが影響しあうんだけども。
ましてこの二人はゲイですし。
セクシャルマイノリティの気持ちは、偏見でなく、わからない。
当事者でなければわからないものであると思います。
これ、ゲイの人が見たら、感じ方も違うんだろうな。

叶った叶わなかったじゃなくて、良いも悪いもなくて、ただそれだけ。
いろんなこと、しょうがない。ただ好きだった。 

ただただ好きだった。あなたのことがとても。
私の人生に、それがあった。

それだけのことに、私すごい泣いたんだと思う。

その場その場で嬉しかったり、悲しかったり、憎んだり愛したり。
恋愛も人生も、トータルで決算できない。決算しちゃ、だめ。

だから?だからなんか・・・。
って、書いてみてもわからないわ~。

ギルバートグレイプが入ってる、心の大切箱にしまいます。
でもこれ、ギルバートグレイプみたいには見られないなー。

とにかく見てみてください。見たら教えて。
どこかでお茶でも飲みながら語り合いましょ。おごるからさ。

ブロークバックマウンテン、オススメしたら、
ゲイが登場する映画ってのは知ってたらしく、
「おしりファックマウンテンー!?そんなよかったー?!」と
下品に笑ってた知人。
ちみ!最低ですな!いやいや、最低ですぞ! (震えながら)

見てくれたようでメールが一言来ました。
「おしりファックマウンテンとか言ったやつは死ね!」と。

そうだ、ちみは少し反省したまえ。

あとで、語り合いの会を開きました。
楽しかったわ。

(ああ、でも、カウボーイですから、
動物に対する感覚では見ててちょっと、早送りしちゃったり、
辛いものもありました。
映画に出演させる動物への扱いも、きちんと監視されてるはずだと信じつつ。)
 
おすすめします。

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