ブロークバックマウンテン、見たの。
カウボーイの2人の、愛し合う2人の話です。
私、なぜ滂沱たる涙を流していたのか。
(目尻と目頭から同時ジョビジョビ)
ウックウックと嗚咽したのか。
なんで泣いてるのかわからなかった。こんなことになったのはなぜですか。
あんまり泣けちゃって鳴けちゃって仕方なく、嗚咽もとまりませんでしたから、
ヒッヒッフゥーヒッヒッフゥーとラマーズ法で呼吸を整えましたよ。
そんなわけであなたも見てください。(ピーコ)
あれ愛の話なの?いや、愛の話だよね。
でもそれだけじゃないでしょ?何の話なの?
二人の愛とか恋とかじゃなかった気がする。それだけじゃなかった気がする。
人間のしょうもなさとか、人生の侘しさとか、なんかそんなの。
なのになんか・・・なんか・・・。
破られた愛の約束は、しょうもないもん。
叶えられなかった約束は、うそっぱち。
ついそう思って、約束ってあんまり好きじゃないのです。
叶えられる約束の方がずっと少ないのにね。
そう思うのは、単なる私の人間的な弱さですなんですが。
人生には、しがらみってあるけれど。それぞれが影響しあうんだけども。
ましてこの二人はゲイですし。
セクシャルマイノリティの気持ちは、偏見でなく、わからない。
当事者でなければわからないものであると思います。
これ、ゲイの人が見たら、感じ方も違うんだろうな。
叶った叶わなかったじゃなくて、良いも悪いもなくて、ただそれだけ。
いろんなこと、しょうがない。ただ好きだった。
ただただ好きだった。あなたのことがとても。
私の人生に、それがあった。
それだけのことに、私すごい泣いたんだと思う。
その場その場で嬉しかったり、悲しかったり、憎んだり愛したり。
恋愛も人生も、トータルで決算できない。決算しちゃ、だめ。
だから?だからなんか・・・。
って、書いてみてもわからないわ~。
ギルバートグレイプが入ってる、心の大切箱にしまいます。
でもこれ、ギルバートグレイプみたいには見られないなー。
とにかく見てみてください。見たら教えて。
どこかでお茶でも飲みながら語り合いましょ。おごるからさ。
ブロークバックマウンテン、オススメしたら、
ゲイが登場する映画ってのは知ってたらしく、
「おしりファックマウンテンー!?そんなよかったー?!」と
下品に笑ってた知人。
ちみ!最低ですな!いやいや、最低ですぞ! (震えながら)
見てくれたようでメールが一言来ました。
「おしりファックマウンテンとか言ったやつは死ね!」と。
そうだ、ちみは少し反省したまえ。
あとで、語り合いの会を開きました。
楽しかったわ。
(ああ、でも、カウボーイですから、
動物に対する感覚では見ててちょっと、早送りしちゃったり、
辛いものもありました。
映画に出演させる動物への扱いも、きちんと監視されてるはずだと信じつつ。)
おすすめします。
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