朝、階段の下付近で、嬢、あいさつに近づいた母を辻斬り!
返す刀で、その後かつお節をくれた父のことも辻斬り!!
嬢は、ちょっとしたコミュニケーションのつもりのようだけど、
父母らからつけられたあだ名は、「殺人鬼」。
「あれ?うちの殺人鬼どこ行った?」
って会話が、父母の間で交わされてたよ。
チーモ、否定できなかった。
どんだけ辻斬るのか、嬢よ。
あと、「罪なちびこちゃん」ってあだ名もついてた。
つみなちびこ。って言われ過ぎて、口が回らなくなったのか、
ちびな
つみこ。とか、
ちみな
つびこ。とか、ちょっと間違われてた。
嬢ちゃんにいろいろ尽くしてるのにシャーって言われちゃってる父なんか、この前とうとう、
「・・・お父さんも、チーモについて回る嬢みたいな、
お父さん専用猫が欲しいな・・・」って、つぶやいてたよ。
チーモ的には、尽くして見返りがあると思ってるから、嬢はシャーするんだよって、
私たちの関係が出来上がるまでの、チーモの嬢への、あの傷だらけの無償の愛の日々を思い出しなさいよパァン!(ビンタ)って心で思いましたけど、
でも、たしかに父もちょっとかわいそう。と思い、数日後、
ちらっと里親募集のページなんかを、
「この子、うちの子になってもらう・・・?」って見せたら、
「うん、かわいいね・・・でも嬢ちゃんは一緒に暮らすの無理だよね。嬢がかわいそうだな」
って言ってて、あたし、なんか泣けたわー。
いや、普通のことなんだけどさ。
嬢ちゃん、いいお父さんだよ。辻斬りもいい加減にしないと。
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