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チモッキ

思ったり、感じたり、言ったりしたこと

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裏を見せ 表を見せて・・・

おばあちゃんが死にましてな。
死に目には会えなかったけど、その2時間前には顔見られたから、よかったです。

人って変化してゆくし、たぶんに年のせいもあるし、
今まで見たことない一面を目にしたり、
え、あの優しかったばあちゃんがそんなきついことを言ったの?!とか、
人から聞いておどろいたりもしましたが、そういう時、思い出す言葉があります。

裏を見せ 表を見せて 散るもみじ。 っていうの。

うんうん・・・。
若くてかわいかったBBも、若くやさしかったおばあちゃんも、よぼよぼのボロボロになって、
そして、死に向かう姿をわたしに見せてくれたのでした。
生きることの裏も表も、すべて見せてくれて散ってゆくんだ。

ほんとにねえ、人って死ぬのよねぇ。わかってるけど、あ、ほんとなんだ、みたいな気持ち。
ばあちゃん、若かったんだけどな。ああ、私も若かったのか。時間はほんとに流れるのか。

私も年をとるし、チモパパチモママも、ちゃんと年取ってる。

チモパパもチモママも、志ある心豊かで立派な人だけれど、
やっぱり年を取ってくると、え、言ってることとやってることが違う-・・・とか、
そういうのってあるけれど、親って立派だからえらいんでも愛するんでも、尊敬するんでもないんですわね。

言ってることとやってることが違くなっても、
理屈が通らなくても、たとえ2人がめちゃくちゃなくそじじいとくそばばあになっても、
親が尊いその理由は、チーモをこの世に連れてきた、この世でたった1人の男と女だから。

たったそれだけ。
たったそれだけで、他に理由はいらないくらい、尊いこと。

年寄りがわがままになる、みたいのって、こちらにやさしく受け入れる機会をくれてるのですかね。
「私大人になったよ。ありがとね。今度は私が守る番だよ」ってそんな感じで。

順番順番、バトンタッチで繰り返し。

すべて散って、どっかに還ってゆくんですね。
いっぱい愛して愛されて、うれしいこと悲しいことたくさんたくさんの、誰しもの人生。
こんなに豊かで宝物みたいなのに、目に見えてずっと残るものってなんにもないみたい。

だからこそ、裏も表も何もかも、愛しい気がする。

嬢は今日もかわいいし。

通夜、告別式の間、田舎とこっちを行ったり来たりで、高速を4日連続4往復しました。
疲れて体がブルブルします。

4時間くらいしか寝られない計算で、でもまた高速のるから寝なくちゃアワアワって布団に入って、
最近パソコンのキーボードの上で寝るのがブームの嬢が、
心地よい寝相を求めて体勢を変える音が止まないなーって思っていたら、

ミシミシ(キーボードがきしむ音)
カチャカチャ(キーが押されてる音)
にプラスされて、

カチカチカチッてなぜかマウスをクリックする音まで加わって・・・。
最初は偶然かと思ったけれど、
カチカチカチカチカチカチカチカチって、ずーっと暗闇で激しく鳴らしてて・・・。

ちょっと・・・寝られないと危ないんですけど、わたし・・・って言っても5分くらい鳴らし続けてた。

チーモ帰ってきてもぐったりしてるし、構ってくれないし、さみしすぎたのだと思います。
だからアピールをしたのでしょうが、もう、嫌がらせの域ですよ。ね、寝られないよ!
あまりの陰湿さにすごい笑っちゃって、余計眠れなかった。
そのあと、人の胸の上でじっとりと眠ってました。んもう・・・不器用でかわいいこ。

遊び盛りの子猫時代、チーモが風邪でダウンした時は、
1週間部屋から出ずに黙って寄り添って看病してくれたんですけどね。(フォロー)

ああ、ほんとうにかわいい子。
匂いをかがせてちょうだい。そのアロマで癒してちょうだい。
チーモの本日のご予定は、「嬢とイチャイチャする」となっております。

みなさんも、よい1日を!
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勝ってもかわいい 負けてもかわいい

ねえ嬢ちゃん。
さっきチーモが夕飯の支度してるすきに、
テーブルの上で、人間用のゆでたてブロッコリー食べてるミケ猫がいたんだけどさあ、
どこの子か知らない?

CIMG0686.JPG「そんなの知らないよ!」













そっか、知らないか。
あ、そういえばさっきさあ、一部ピンクでふわふわの、すっごいかわいいミケ猫が、
テーブルの上で人間のお夕飯用のゆでたてブロッコリー食べてたんだけど、
どこの子か知らない?

CIMG0685.JPG「その子、嬢ちゃんだよ!」













嬢ちゃん、「ケンカに勝って勝負で負ける」って知ってる?
 

ムーンカップ星に到着

そんなわけでムーンカップ買っちゃったわ。ベスト・バイ!イエー!

ディーバカップとか、ムーンカップなどいくつか種類はあるようで、
固さやサイズなどが、若干違うようです。
チーモはムーンカップを買いました。理由?そうね、なんとなく?お月様が好きだから?


ネットショップでの説明をろくに読まずに、こっちのAサイズが小さいサイズねって
自信満々でカートに入れたチーモですが、あのぅ、Aサイズは経産婦用でしたよ。
アイヤー、間違っちゃったわー。

チーモねぇ、タンポン使えないって女の人の気持ちが全然わからないくらい、
異物混入に対しておおらかな方だと思うんですが、
あ、ごめんなさい、デリケートな話題かなと思ってちょっと気を使ってみたけど、
異物混入はちょっと遠くなってしまったかしらね。
まあともかく、そんなおおらかなわたしでも、届いたムーンカップを見た瞬間、

(無理だろ!)と思いました。
ものすごい圧迫感のある見た目。ほんと・・・なんか、LIVE or DIE って感じ。

挿入するにはカップを畳んで入れるのですが、畳み方もいくつかあるようです。
色々調べてみて、折り紙タイプがいいかと思いましたが
(リンク先英語ですが、画像ふんだんでとてもわかりやすい)、
入れるはいいが、かんたんに開きにくい人もいるみたいって、
リンク先で書いてくれてるその通りだった。
あとこの折り紙畳み、けっこう力いる。

チーモ、もたもたしてたら、指の力が続かずに抜けちゃって、
そしたら全然手前で景気よく開いちゃって。
すごい痛かった。

その瞬間思い出したのは、ゲイの男の子が自身の初体験を称して、
「何の罰ゲームかと思った」って言ってた言葉でした。

でもAくんはいいわよ、彼にそうやって訴えられるじゃん。
そしたら彼に、抱きしめてもらったりしちゃうんでしょ。
わたし1人で、ほんと、何の罰ゲームよ。
心身ともに傷ついたわよ。

結局、ムーンカップの入ってた箱で使用説明されてた、
スタンダードなCたたみに落ち着きました。

これねえ、プールも銭湯も大丈夫です、きっと。

慣れてないのもあるし、子供も産んでないのにやっぱり大きすぎたし、
出すのと入れるのがけっこう大変で、けっこう戸惑いましたが、
着脱さえすめば、まったく普通の状態です。

チーモは、公園に遊びに行って激しくバドミントンしましたが、まったく問題なかった。
すっかり忘れてた。身軽。

朝起きた時も、いつも通りに身を起こせる。
あー、意識してなかったけど生理中って、体の動きがいつもとは違うんだなーって、思いました。
自然とかばってるんだね。

一度入れると12時間はそのままで私は大丈夫みたいなので、
今のとこ、耐えるモードでやっております。
2日目くらいまでは、だめだ、使いこなせないかも。
って思いましたが、慣れてコツつかめば大丈夫みたい。

慣れるまでは大変。特に出すとき。けっこう痛い。でも慣れる。
でもやっぱ大きすぎるかな。みなさん、小さい方を使ってるみたいね。
うん、そのほうがいいかもね・・・。
しばらく使ってみて、気分で布ナプと使い分けようと思います。

そんなわけで、こりはみなさまにお知らせしなければと、ブログにしたためた次第であります。
有益な情報だといいんだけど!

こういう話題って、「今日は男子禁制で、うふふ!」みたいなブログの書き出ししますよね。
そういうガールズトークみたいのチーモもやってみたかったけど、
でもいざそうしようとして、ふと、ハブにする話題でもないんじゃ、と思って。
だって大事な体のことでしょうぅ!?(ちょっとヒステリックに)

妻や彼女や、仲よしの女の人に教えたげてください、男性諸君。
「経血カップってあるらしいよ。よさそうだよ」って。
ふつうに「変態」って言われると思いますよ。
いくら大事な体のこととはいえねぇ、そりゃあなた、空気読まなきゃあ。

なんちてね、うそうそ。
まあ誰にでも言ってたら、確かにちょっと、
「それ言いたいだけじゃないかしらこの人。」って思ってしまうよ、鈍感野郎・チーモでも思うよ。
ごめんね。ああたは親切なだけなのにね。(誰と会話しているのか)
女心って、そこが難しいところよネ。

だから仲よしの人にね、教えてあげてくださいな。






布ナプ星からの移住

私は布ナピスト。布ナプキンユーザーです。
ケミナプ星から、布ナプ星に移住して、早数年。

一緒にはまったお友達と、作った布ナプ交換したり、
布ナプのあたたかさ、快適さ、やさしさを語り合ったり、
布ナプ星での楽しい日々を過ごしていました。
(チーモがもらったのはちゃんとかわいいもの。
チーモがあげたのは、布の四辺をざっと縫ったもの。
好きな形に折りたためて便利よ、とか言っちゃって。
それは布ナプというより、かわいい雑巾ではあるまいか。)
(いやいや、その自由さが布ナプのいいとこなのね。)

ドラッグストアとかで売ってるナプキン、
いわゆるケミナプは作る過程で化学処理をするのですが、
それが子宮内膜症の原因になってるって説もあるそうです。

使い捨てなので、使用後はもちろんゴミになりますね。
環境にも負荷がかかるし、自分の体もきつくなるだなんて。

ナプキンは捨てるもの。そういう固定概念があっただけに、
布ナプの存在を聞いた時は、戸惑ったのもほんとです。

けれども、初めて使った時の、あの「アイム・ホーム」感。
ありゃあ忘れられませぬよ。

布ナプって、あったかいし、気持ちいいし、あったかいし、あ、こりゃもう言ったか、
とにかくぬくもりのある、すばらしいものです。

手で布ナプ洗うのも楽しい。

きれいな色ね、血液って。
わたしのからだは 大地の え・の・ぐ♪(布ナプ洗いの歌)
わたしのからだは 宇宙の リ・ズ・ム♪(人体を称える歌)

でも次も気持ちよく使うために、きれいに洗うのにも結構水を使うんだなーと思ってました。

そんな私に運命の出会い。の予感。
経血カップってのを見つけちゃったわ。

知ってます?これ。
私は知らなかった。
タンポンと同じ要領で、違うのは吸収するんじゃなくてためるんだそうです。
そしてたまった経血を捨てて、カップを繰り返し使うという。

正直最初は、布ナプにも感じた抵抗感を抱きました。
衛生とかはどうなのかしら?人体へはどうなのかしら?

でも布ナプだって、使ってみたらめちゃめちゃよかったし、
これだって「食わず嫌いはダメよねー」ってなるかもしれないじゃない。

なにより1番その気になったのは、ここ。

「ムーンカップUKが発売されるまでは、月経カップはラテックス製でした。
ラテックスと言えばゴムアレルギーの原因となる物質です。
またラテックスは精製時にミルクプロテインを使用するため、
ベーガン(動物性物質を含むものを一切飲食、使用しない主義のこと)には適していませんでした。

ムーンカップUKは医療グレードのシリコンを使用した世界で初めての月経カップです。

ムーンカップUKはベーガン協会にも参加しており、2004年には「環境にやさしい商品第一位」に選ばれています。」


「★ Ethical Consumer (UK) "Best Buy"アイテムに選ばれました

ベストバイ環境保護、動物愛護、人権擁護。

これらを念頭におき、食品、日用品、衣服や車まで、誰もにやさしくEthical(エシカル/道徳的)な商品を紹介、ランク付けをするイギリスの雑誌「
エシカル・コンシューマー」。

2009年、ムーンカップUKは生理用品部門で「ベストバイ(Best Buy)アイテム」に認定されました。」





ふふふ、がぜんその気に。

続きます。

ボーダーレス

そういう習性でない熊を多頭で飼育し、しかもコンクリートで囲う。
そしてそこから出ていけば、撃ち殺す。

安全のためという。仕方ないことという。

彼らが殺されたことも、世界には囲いの中の動物が、まだ他にもいることを、
仕方ないって、思わないで。
思考することを止めないで。
仕方なくなんかない。

一体何のために囲うの。
彼らの習性を無視し、自然に反する場所に閉じ込めなければならない理由が、どこにあるの。

熊に、牧場なんて関係ない。熊は、逃げ出したんじゃない。
熊が望むように、ただ歩いて行っただけ。

檻を越えたとき、一体どんな気持ちがしただろう。

見慣れたコンクリ以外の広がりに、光が見えたろうか、風を感じたろうか。
その胸は、楽しかったんだろうか、うれしかったんだろうか。

鼻の奥が、ツンとする。
いつでも動物を見られる場所が欲しいんじゃない。
命に敬意を抱く世界が欲しいんだよ。


犠牲となった熊と人の安らぎを心の底から祈ります。

ぜんぶでここのつ

嬢ちゃんとイチャイチャしながら毛皮にうずめていたチーモの指先が、何かをとらえた!

「の、のみだっ!」

嬢のノミって、うちにやってきた次の日に、くしをかけたらいた1匹、それ見たのが最後。
BBも、ノミってあんまりいなかったように思う。

ノミ慣れしておらず、あわてるチーモ。

指で押さえながらも、そーっと見てみると、
そこにあったのは・・・

嬢ちゃんのかわいい乳首であったという。

嬢ちゃんはとっても戸惑った顔していました。


み、みんな間違うでしょう?1回くらいさあ・・・。

夢のパンとほんとの果物

グビーグビー、惰眠をむさぼりながら、パン屋さんにいる夢を見てました。

目の前にあるのは、両腕で輪を作ったくらいの大きさのパンで、
デニッシュのような、パイのような、
でももっとしっとりフニャフニャしてるような。
そして中にクリームがうすく挟まっている。

しかもヴィーガンだという。
これはおいしそう。

買うために手に乗せてみると、ああ、まだほのかにあったかい・・・
早く家に帰って食べよーう。

と思った瞬間、携帯が鳴る音で目が覚めたのでした。
ああー、覚めちゃったー、食べたかったー。半泣き。
誰だこんちきしょうめぃ!

今から行ってもいい?の電話の主は、
苺とグレープフルーツと、スゴイダイズ3つ、持ってきてくれた。
そして颯爽と自転車で去っていった。

グレープフルーツのきいろと苺の赤。
現実の色彩に目が覚めます。

グレープフルーツの皮のいい匂いのしぶき、
シパパパっと飛ばしながら、今からおやつに食べる。
苺は夜に大事に取っとこう。

はー、パン買えなくて残念だったけど、ちゃんとしあわせみたいね。
でもなんだかぼやけたみたいな気持ちがするわ。
起きたとき、けっこう絶望してたものね。

そのくらいおいしそうなパンだった・・・ゴクリ。

岩佐さんの獣医学科

前回の記事でのインタビュー、岩佐明子さん。
獣医学科を卒業されています。

大学での「論文を書くための研究や実験」については
今でも疑問に思うことがとても多いという岩佐さん。
当時、獣医学科で勉強をしながら、感覚的・倫理的におかしくなってしまっている
教授や学生がずいぶん周囲にいたのを感じていたそうです。
 
きれいな女性の先輩が、
「実験で切り落とした猫の腕を顕微鏡の脇にいつも吊るし、
「かわいいでしょ」なんていいながらそれが腐るまでスタンプとして使っていました。
周囲の人々もそれを見ていながら、注意する人など誰もいませんでした。」

 
文化祭では牛一頭バーベキュー大会というのがあったそうです。
頸動脈を切ってその場で殺し、バーベキューにして食べるという。
 
「牛を食べるためにはどうしたって殺さなくちゃならないのだから、
これはもうどうしようもありません。
けれど文化祭の余興として、大勢でわいわい騒いで、
お祭り気分でやっていいことでしょうか。

そこには何かが欠けているように思われます。
牛一頭を殺してバーベキューにする大会が毎年のようにその大学の文化祭で行われているのだと思うと、わたしはいまでもゾッとします。」

 
 
同じ動物でありながら、経済動物は例外などという表現が当たり前に使われる獣医学科。
 
けれど牛や馬や豚だって喜怒哀楽はあるはずです。
尊い命に分け隔てはないはずです。

そうした面への配慮など全くないカリキュラムで獣医学科と言えるでしょうか。」

 
私は今でも、牛の充血した眼に涙が流れていた光景を
忘れることができません。

その牛は立ったまま部分麻酔をされただけで腹部を切開されていました。
全身麻酔をしてしまうと横に倒れてしまい、それでは体験講義に差し支えるから部分麻酔なんです。
その体験とは立ったまま血が噴き出している牛の傷口に手を入れ、内臓の具合を手で触って学習するというものでした。
わたしも学生の一人としてそれをやりました。
 
けれどいま、わたしが覚えているのは牛の内臓をさわった感覚ではなく、
牛が涙を流して痛みに耐えていたことです
。」

 
 
 
「(一殺千生の)スローガンも鎮魂祭もまったく気持ちの通っていない建前、
ただの儀式になっているとしかわたしには思えませんでした。
犠牲となった犬に少しでも感謝の念があるのならば、
生ゴミを焼くみたいにして死体を焼却炉に放り込むようなことは絶対にしないと思うのです。」


 
獣医学科での学生による、ゾッとするような動物の扱いを、目や耳にすることがあります。
 
岩佐さんもおっしゃってますが、誠実な人がおられるのももちろん事実だと思います。
でも、この人獣医目指しちゃダメでしょう、って人がいるのも、事実なんですよね。
そしてそれをふるいにかけたり、教育する機会がないというのは、恐ろしいことだと思います。
特に生死に関わる医学に関して、知識や技術だけでは、
誰かを幸せにすることはできないのではないでしょうか。
専門職における、血の通った誠実な使命感というのは、社会全体に影響するものでしょう。
 
著者自身も動物実験をしていた経験を持ち、のちに反対運動に身を投じ、
動物実験を医学的見地からも糾弾している本で、
「(動物を残酷に扱うことに関して)最初は抵抗し、そのうちに慣れ、麻痺してゆく」
ということが書かれていました。
 
それはきっと人間の、防御本能でもあるのだと思う。
当事者によらない監査機能と、倫理的な教育は、絶対に必要だと思います。
とにもかくにも愛護法が改正されねばね。
 
 
 

アイハーブで買ったチョコ


アイハーブで買ったチョッコレート。キャッホゥ!

売上の10%が絶滅危惧種のために寄付されます、
みたいなことが書いてあります。メイビーね。

10個の個別包装タイプを選びました。
72%カカオ。濃厚。キャッホゥ。

味は数種類あり、それぞれ動物の写真がついてます。
私が買ったのは狼。
この毛の中に、指をうずめたいものだ。

味はクランベリー&アーモンドです。
ダークチョコに、アーモンドとクランベリーのかけらが入っています。
食感が楽しい。うまーいー。72%クランベリー&アーモンドでもいい。

海亀やチンパンジーもいました。ミント味は森の写真。
ブルーベリーやタフィー入りもあったみたい。

1個食べましたが、ちょっと頭が痛くなったよ。チーモ、ポリフェノールに弱くって。
こゆいチョコを食べるとちょっとね・・・(なんで買ったの?)

お砂糖よりもふんだんに、
ちゃんとポリフェノールなどの有効成分が入ってるという紛れもない証と言えるでしょう。

なによりこのくらいの甘み、苦みが好き。60%になるとけっこう甘いんですよね。

大人のチョコはチョビチョビ食べる。1日1個のお楽しみでしょう。
10枚入ってるから10日は持つ計算。

でも3日目にして残り3枚。キョトン。

ちょっとー、だぁれ?(口の回り茶色い)
 

「わたし、菜食と出会う」


CIMG1014.JPG














わたしのかわいいプーちゃん、おプーちゃん。
おまえはほんとに、かわいいプン太郎だ。プンプン。

本メインで撮るつもりが嬢メインになってしまう、私の親バカ。
見ようによってはオレンジページ編集長の山本洋子さん(手前)を強調したがってるようにも見えますね。

「食べることを選ぶ」ただそれだけで出来る、
豊かで自由な生き方があります。


さすがいいこと言います、山本さん。


「わたし、菜食と出会う」

ヴィーガンの人たちへのインタビューと、おとぎ話風の読み物が載っております。
ルポタージュアートブックシリーズの第3弾で、
1,2は、捨て犬を引き取った人たちへのインタビュー集「わたし、捨て犬と出会う」。

捨て犬と出会うシリーズの中で知り合ったうちの一人がヴィーガンであったことから生まれた
「菜食と出会う」、「ヴィーガンと出会う」があります。
初めて読んだのはベジタリアンになる前で、心がブリンブリンしました、響いちゃってねえ、あーた。

どうしてヴィーガンになったの?とか、どうして動物の保護活動に関わってるのですか?とか、
人の話を聞くのが好きなのです。
なんでかなーって考えてみたら。

めっちゃオープンマインドだったり、ドライだったり、涙ぐみやすかったり、
ぶっきらぼうだったり、色んな人がいるけれど、
ぜったいに、愛の話が聞けるんだよ。
その人の持ってる、他者への愛の話が。

チーモ、もう、そういうの聞くと、心に、ダイレクトにエネルギーを注入されてしまうのです。
そのエネルギーを元に、フルマラソン走ったり、そういうことはできません。
でも、とても幸せになれる。

そういうエネルギーがつまった本なんですよ。
そりゃあ、ブリンブリンしちゃいます。



京都ベジ&ピース・フェスティバルなどを企画・主催され、
京都でベジレストラン「カフェ・ピース」をなさってた(ご出産を機に今は閉店)、
元・獣医師の岩佐明子さんのインタビュー。


ご実家のご家業の事情から獣医さんのお仕事をパートタイムに切り替え、
その流れで、海外で雑貨の買い付けをなさっていた岩佐さん。

クスコでの買い付け旅行の最後の夜、山の上のレストランでの出来事でした。

「わたしの左右にはそれぞれ5,6人の観光団体がいました。
ひとつは一見してアメリカ人観光客団体で、かなりうるさく騒いでいました。
もうひとつはヨーロッパからの観光客団体だと思うのですが、
わたしのわからない言語でした。
多分スペイン語ではないかと思うのですが、よくわかりません。

そのアメリカン人たちが現地の名物料理「ギニアピッグ」を2皿、オーダーしたようでした。
するとしばらくして厨房の方から何とも言えない動物の悲鳴が聞こえてきました。
断末魔の苦しみの悲鳴、とでもいうのでしょうか。
しかもその悲鳴がなかなか終わらないのです。

わたしは理由がうすうすわかっていました。
本当におぞましい話なのですが、殺すのに際し、
「苦しめば苦しむほど肉の味がよくなる」という
ばかげた風習が現地にはあるらしいのです。

この店の厨房で行われている「ギニアピッグ料理」は、
まさにそれを信じているとしか思えないような行為をしているのでした。
わたしは食事中でしたが、涙が止まらなくなりました。

わたしはガイドブックでこの料理については少し知識がありました。
肉の味については「食えたものではない」ということも知っていました。
案の定というか、しばらくして2匹のギニアピッグが丸焼き状態で運ばれてきたのですが、
アメリカ人たちは少し食べて顔をしかめました。
あとはもう見向きもしない状態で記念写真だけをとり、放置状態にしていました。

見捨てておけばよいものを、とわかっていました。
わたしには何の関係もないことでした。
わたしはただクスコでの最後の夜をひとりでゆっくりと食事をして
楽しみたかっただけなのです。
けれどもどうにも我慢ができなくなりました。
「この2匹は食べるためにいま殺されたのです」とわたしはアメリカ人たちに言いました。
「食べてあげるべきじゃないでしょうか」

私の意見を聞き、当然ながらアメリカ人たちは気分を害しました。
その場の楽しい観光気分をぶち壊しにしてしまったわたしを口々にののしりました。

するとそのとき意外なことが起こりました。
もう一つのグループ、ヨーロッパから来た人々が何と私の意見に同意してくれたのです。
わたしを挟んで2つのグループは大騒ぎの口論となりました。
とてもその場にいることはできませんでした。
私はその喧騒を逃れるようにして席を立ち、
お勘定を払い、泣きながら安宿に帰りました。」



部屋に戻ってからも泣き続けた岩佐さんは、
夜遅くではありましたが、24時間営業のインターネットカフェに出かけていきます。

「わたしは無性に情報が欲しかったのです。
肉食をしなくとも生きていける情報が欲しかったのです。
そこで「ベジタリアン」で検索し、画面に出てきた英文を懸命に読みました。
そこに出てきた情報はわたしにとって「目からうろこ」でした。

どうして今まで知らなかったのだろう。
これこそはわたしが欲しかった知識じゃないか。


そう思いました。
この時私が今まで当たり前のように信じてきた「5大栄養素」も簡単にくつがえされました。それは本当にわたしにとってショックでした。
私は食べなくても生きていけるものをそうとは全然知らず、
今まで無理を重ねて食べてきたのです
。」



岩佐さん、帰りの飛行機ではダメもとでベジタリアンミールをオーダーされたそうです。
フッフッフ、もちろんご用意されてますとも!アハ、アハッ、アーハッハッハ!(笑いが止まらない)

岩佐さん・・・
ネットで情報を得たとき、飛行機でベジミールが提供されたとき、
どんなにうれしかったでしょう。

そのお気持ちを思うと、わたくし泣きそうになります、幸せで。

多くのベジタリアンがたぶんそうだったんじゃないかなぁ、と思うのですが、
やっぱり最初は戸惑いや、悲しみや、そういうのってあると思うんですわね。

戸惑いながらも色んな情報に納得したり、たまに反発を覚えたり。

お肉大好き。お肉はおいしい。
でも、ほんとは体に良くないこと、地球に厳しいこと、
誰かの分の食糧を、家畜に食べさせて、そして肉としてわたし達の口に入ること。
何より動物が、目を疑うような残酷さの中で生かされていること。
知らなかった。

肉食べない人生って、どんなか少し不安。
肉食べないなんて選択、自分、間違ってるかなあ?
わたしの気持ちが弱いから、肉生産の側面に耐えられないのかなあ・・・とかね。
でも、そうじゃなかった。

動物の苦しみは人の苦しみであるという気持ちを、
世界はちゃんと、大切に汲んでいる証明のように、
ベジタリアンは理にかない、非常に人間的で、心豊かな道であると知った時、
ほんと、光が降り注いだような気がしました。

そしてそれって、個人の幸福だけでなく、
人の未来や幸福にも、密接してること。

他者の苦しみは自分の苦しみで、
他者の喜びは自分の喜びで、
おおげさみたいだけど、幸福というものを思う時、
それって、シンプルに普通のことなんだよね。

最初読んだとき、他の人のインタビューも読みながら、
わたし「フグッ」「ウグッ」ってずっと言ってました。
頭より、ダイレクトに心にこみ上げちまってよう。涙のやつがよう。

「飽食の時代やグルメの時代とまでいわれるいまの日本社会に属しながら、
なぜあえて肉を口にしない人々がいるのか。
いかなる主義が、いかなる精神が、あるいはいかなる宗教が、
あえて食材や食事の種類を大幅に限定させるのか。

それはストイックな行為なのか、何かを祈願する行為なのか、
あるいは喜びを伴う行為となりうるのか。」

「ベジタリアンは今の時代において、まだまだ少数派です。
しかし少数派こそ誤解や偏見を受けながら時代の矛盾に挑み、
真理追求の先駆者となってきた事実は、常に時代が証明するところです。」

「取材したベジタリアンたちがみな一様に抱いていた「愛」に気がつかれたでしょうか。
食に対する愛、動物に対する愛、人間に対する愛、地球に対する愛。
多くのベジタリアンには愛がありました。
愛なくして菜食を語ることはできず、愛なくして地球を救うことはできない。
この本をつくることによって、私はそう確信した次第です。」


北野玲


作者の北野玲さんは、ポートレイトデッサンも引き受けてくれますわ。

1枚2000円のなかから、
日本ユネスコ協会連盟に寄付されたり、
展覧会などで反戦を訴える資金にされています。

チーモも以前、母と叔母を描いていただきました。
いつかは嬢をお願いしようと思っております。

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