もし万が一、チーモが殺されても、復讐はなさらぬように、
相手の不幸は望みませぬように、と家族には告げてあります。
あれっ、いきなりなにをおっしゃいます。まあまあお聞きなされ。
おおげさなようだけど、だって、何があるかわからないじゃん。
もしそんなことになったら、家族は思うと思う。チーモは何を望むだろうって。
家族の願いは、私の意思を尊重することだと思うから。
ビンラディン、殺されたね。狂喜する人たちもいたね。
「私、何も言えない。
私の身内は誰も殺されてない。愛する人を殺された悲しみはわからない。
だから何も言えない。」
これって一見筋が通っているようで、ぜんぜん正しくない。間違いなのだ。
おめえ関係ないだろ、部外者は引っ込んでろと言われても、
外側からきれいごとだけ言うな、と言われようと、
言わなきゃいけないことは言わなきゃいけないのだと、
そう思いまんす。ベジもそうですよね。
チーモは、ちょっとあの辺の情勢とか関係とか不勉強すぎて、
クリントンさんはまだあれだったけどブッシュさんはちょっとあれだったよね・・・?程度の認識で、
うかつに言えないってか、口のすべらしようがないって感じですが、
ただ悲しい、と思う。
イエモンの
「あのえらい発明家も 凶悪な犯罪者も みんな昔子供だってね」
「外国で飛行機が落ちました
ニュースキャスターはうれしそうに‘乗客に日本人はいませんでした‘
僕は何を思えばいいんだろ 僕はなんて言えばいいんだろ
こんな夜は 君に会いたくて 君に会いたくて
また明日を待ってる」
ってのが頭で流れたわ。
憎しみに憎しみをもってすれば、憎しみの止むことはないという。よくわかってる。
幼稚園でならったわね、相手の嫌がることをするな、と。
よくわかってる。私たちは、ほんとはよくわかってる。
人間同士で命を奪い合う。救える動物の命を、放置する。
最近、言いたいことたくさんあるわー。
チーモには、うまく言葉にできないことばかり。
無口な春です。
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