早朝、猫の泣き声で目覚めました。たぶん子猫。
近くにいるかと外に出てみたけれど、見当たらない。
捜してみたけれど、見当たらない。声はするのに。
母も気づいてて、「インターホンしてくれればいいのにね」と呟いてました。
ほんとよね、わかりやすいし、かわいいし、
そうしてくれると助かるよね。
両親は責任を持ちきれないことをとても恐れてる。もっともよね。
なので、猫保護してはいつも一悶着起きるわが家。
板挟みで、わたくし消耗いたします。
しかし今回はどうでしょう。インターホン押してきたらいいんですかね、子猫。
「そしたら里親探せるのにね」って、母から聞くとは思わなかったな。
母優しい人だけど、傷ついたり面倒な思いするなら、目をとじれる人。
いやー、気持ちはわかりますわ。
ニャンコたんや、困ってたら、なるべくわかりやすく頼ってちょうだい、とひとまず念じて出勤しました。
帰ったら腰入れて捜してみる。
ああドキドキする。毎回ドキドキする。
こういう時は、
「目の前にいるものを見捨てるのは、自然淘汰じゃない」
という言葉を自分に言い聞かせる。
マンガのセリフです。おたくはマンガから勇気をもらうのです。
ひょうひょうと保護活動してるように見える人、ほんとに憧れます。
ああ、私お金ない。
ほほほ保護したら、田中貴金属に金くず売りに行かないと。
銀座に行かないと。
・・・そういや昔銀座の歯医者さんで、
さあ診察台でブランケットかけてもらうって時、
とってもおじょうしんな助手のおねぇさんに
「・・・あのぅ、ズボンのチャックが開いているのではございませんか?」
って言われちゃったことあったな。
おっしゃるとおり、すがすがしいほど全開でした。
そのチャックは一体どこからあけっぴろげだったかと記憶をたどれば、
地元の駅のトイレしか思い当たらないのですよ。
家出てからお尻プリプリ、おすまし気味に歩いてたのね私。チャック開けたまま。
総武線もオープン。銀座線もオープン。
都会はこわいとこですね、という話でした。
あ、間違いました、猫の話でしたね。
ふぃー、ドキドキするぜ。
いなくなってたらそれはそれで気になってしまう。
保護できればいいな。
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