おくさま、ご存知?
犬の毛で毛糸が作れるんですって。
これを知った時、新たな希望の扉が開く音を聞いちゃったリ~ンゴ~ン。
おおげさなって?
あーた、これすごいことよ。ノーベルものよ。
ビーガンが自宅からクルーエルティ・フリー(残酷さなし)で、あったかい毛糸を生産できる、
このすごさがわかりませぬか。 コロンブスのたまごですよ。
ノーベルは倍率高いけど、チーモル賞※は確実ね。
※チーモが設立。もらってもいいことはない。賞金もない。
まずはやってみなくちゃと、ちみちみ集めたよ、ネコ毛。
「いぬけいと」なる指南書には、ネコ毛はもしかしたらあんま毛糸にむかないかも、的なことが
書かれていますが…ふ、
夢は逃げない 逃げるのはいつも自分だ
ですよ。
あきらめませんよ。
「でも、おねぃちゃん、
ネコアレルギーだよね」
と言う妹をほっといて、
(真実なら何でも言えばいいって思ってらっしゃるのね)
(ぶすいなかた!)
スリッカーブラシ(紡ぐに辺り、猫毛をなめらかにするお道具の代用品。ほとんど代用になりません)と、
さいばしをジャガ芋に刺した自作のスピンドル(ネコ毛に「より」をかけて糸にするお道具。
これでもかってほど芋を回す)を駆使しました。
がんばりました。
がんばりましたが。
そもそも最初から本に書いてある通り、猫の毛は紡ぐには向かないかもしれませんよ?
5センチほどでプチンプチン切れちゃって、激しく回転するジャガ芋がそのたび落下して・・・
それ見るたびなーんか悲しい気持ち・・・。
エックスン(くしゃみ)
あと私、やっぱり間違いなくネコちゃんアレルギーですね。
最初に妹が言っていましたっけか。
じゃあ犬毛で紡いだら…?って思いましたか?
まったく困るな、そういう話じゃないよちみ。
犬アレルギーもあるんだもん。
フ、フーム。
何か別の方法を考えないと。
ねこけいとで、世界中のビーガンを暖めたいわ。
製品にはきちんと「クルーエルティ・フリー」のしるし付き。
これ必須。
価格はそうね・・・材料費・手間賃込みで2000円くらいかな?
もうちょっともらえるといいけど、セーターについてる「クルーエルティー・フリー」のマークが、
アニマルライツの宣伝も兼ねてますしね。
規模が大きくなれば、原料担当の職員(ねこ)を雇ったりもするかもね。
通いでも住み込みでも可。
売上はすべて職員(ねこ)のお給料と、動物のために使われます。
フー、なんてすてきな・・・!