初めは、肉さえ食べなければ・・・と思っていたので、
「乳牛の一生は肉牛より悲惨」と言われる意味がピンと来ませんでした。
逆じゃ?と思うよね。
ウールとかは感謝して使えばいい、命は奪ってないもん、とも。
違ったんですね。違ったんですよ。
今まで思ってきた事と現実のあまりの違いに、
まるで悪夢を見ているようだと思いました。
「苦痛を少なく配慮し、感謝をしていただく」
そういうレベルでなく、
「われわれは、動物に対する無意識の残虐性と戦わねばならない。」
(アルベルト・シュバイツァー)
というレベルの話でした。
家畜のことを調べるうちに、ウールもひどいだろうと
他の家畜に対する扱いから想像がつきましたが、
この前Natsumiさんのマンガで詳しく知りました。
人間に都合よく改良を加えられた結果、
あの毛皮に蛆がわいてしまうのだそうで、
それを防ぐため、金具の機械に両足を固定し、
無麻酔で臀部の皮をハサミで剥ぎ取るのです。
ミュージングというこの行為。
それが元で死ぬ羊もおり、もちろん断尾・去勢も無麻酔。
そして、最後はたどり着くまでに何頭も絶命する、過酷な船旅です。
生きてたどり着いた先で、食肉です。
どこら辺に、感謝があるのかな。
感謝より効率なんだよね。
私達が生きるために仕方ないって、どこらへんがだろうか。
ぐるぐる考えます。
「われわれは、動物に対する・・・」と言ったシュバイツァーは、
菜食主義者であったそうです。
彼の言葉は、このように続きます。
「動物もわれわれと同じように苦しみます。
真の人間性は、動物に苦痛を与えることを赦すものではありません。
われわれはこのことを悟るのが遅すぎました。
全世界にこのことを認めさせるのが、われわれの義務であります」
私は、この言葉が好きです。
エエイおくさん、今日は大サービスだ もっと持ってってくんな!
「理想と思う世界の変化に、自分がなりなさい」 マハトマ・ガンジー
「できることから、コツコツよ」 チーモ
おや?
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