嬢はチビちゃんだったとき、時々、チーモの枕とチーモの首の間に挟まって寝ていた。
目覚める少し前、だんだん意識を取り戻す頃、
首の下のクニクニした感触に、冷や汗かいたものです。押しつぶしちゃってる!って。
だいじょぶだった。嬢は、ちいちゃかった。
その内、反抗期っぽくなってきて、ふとんの中で自分がくっついてきたくせに、
私が動くと、いらっとして出て行ってしまうの。
ババア、うじぇーよ!とか言いながら。たぶん。
だからなるべくくっつきすぎないようにするんだけど、
反抗期とはいえ甘えん坊ですから、ソソソと寄っては来るのね。
だから、つかず離れずの距離を保っていると、いつの間にか、
嬢は布団のど真ん中で寝てて、私は、背中出ちゃってます状態で。懐かしのびんぼっちゃまですよ。
さむくって足も落ちちゃうし、びんぼっちゃまじゃ、全然寝られないんです。
だから、大好きなベッドにおさらばして、布団にしたんだよね。
私、どれだけはみ出ても落ちないし、やれやれ安心だし、
あらら、しかも嬢って布団も似合うじゃなーい。
ふとんとねこ。+わたし。
これはもう、幸せのハーモニーですよね。
この前怖い夢見て目を覚まして、ふと自分の肩のとこ見たら、
目の前いっぱいに茶色と白のまだら模様がバーンとあって、
一瞬、何かわからなかったんだけど、それって、嬢のおケツだった。
オチがついた感じで安心して、また眠ったのでした。幸せだった。
しかし、チビちゃんの時からそうなんですが、
彼女が布団に入ると、めちゃめちゃ暑くなる。
体温38度くらいだろうに、なんでそんなにホットなのか。
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