南カリフォルニアから Vegan生活ブログより、以下転載です。
PETAのサポーターで、教育学博士でもあるAndrew Kirschnerさんという方のブログを今回は紹介します。
タイトルのWhy Are These People Crying?も彼のブログからお借りしました。
動物愛護団体のボランティア達が街頭にスクリーンを用意し、あるビデオを流します。
それを見た通行人のリアクションをカメラに収めています。
写真左の女の子はショックを受けたよう表情で、中央の男の子は悲しそうに泣いています。
"Factory Farming in 60 Seconds Flat" と題されたこの短いビデオのショッキングな内容とは、
動物を虐待、虐殺するシーンを60秒に収めたもの。
これ見ましたが、本当にひどい。
ビデオに登場する食肉加工場の従業員たちは
まるで粗大ゴミか何かを扱うように動物に接しています。
その従業員たちが日常茶飯事で経験していることを
インタビューで話した内容もいくつか紹介していますが、
人間がやることとは思えないくらい残虐です。
「生きてる動物が鎖で吊るされて皮を剥がされてるところを見たことあるよ。
数なんて覚えてないよ、多すぎて。」
「熱湯消毒用のプールに豚を入れようとすると
その熱さに悲鳴を上げてプールを蹴り始めるんだ。
時々熱湯がプールから溢れ出すぐらい大暴れするやつがいるけど、いずれ溺死する。
豚を上から押し付ける機械がついてるから誰も逃げ出せない。
熱さで死ぬのか溺死するのかどっちかわからないけど、
とにかく数分後にはもうおとなしくなってるよ」
「豚はストレスを感じやすいんだ。
棒で突きすぎると心臓発作を起こしてしまう。
その場合は豚の肛門にかぎ形の鎌(かま)をブッ刺して生きたまま引きずることになる。
だいたいの場合鎌が肛門を引き裂いてそのまま足までパックリ切れる。
内臓が飛び出ちゃうやつもいる」
「子犬のように鼻そすりよせてくる豚もいるんだ。
数分後にはそいつのことを鉄パイプで殴り殺さないといけないのに」
「生きてる牛を骨がボロボロに折れるまで引きずりまわしたことがある。
それから皮が剥がれるまで引っ張り続ける。
血がコンクリートの床いっぱいに広がる。牛は舌を出しながら悲鳴を上げてる。
首が身体から引きちぎられるまで引っ張り続けるんだ」
こういった行為が、今この瞬間にでも行われています。
誰を責めるべきでしょうか?
従業員?
食肉加工場の経営者?
肉を買う会社?
わたしは消費者だと思います。誰も肉を欲しがらなければ誰も食肉を生産しません。
まだ肉を食べてる人たちこそが、この非人道的な行為に間接的にお金を払っているのです。
Why are these people crying?
They learned the truth about the food they eat.
何故彼らは泣いているのか?
それは自分達が食べてるお肉の真実を知ったからです。
そりゃ知らなかったですよね、業界がひた隠しにする事実ですから。
ビデオをご覧になる際はご注意ください。とても残酷です。
http://www.youtube.com/watch?v=I2dGvZiHUJ0
以上、転載終わり。
不快と思われた通告者により、ユーチューブの映像にはログインが必要になっています
(でもブログの良いところは、そのまま貼れること…)
ここまでベジ漫画Natsumiのビーガン日和さんより転載。
(Andrew Kirschnerさんのブログから、写真を新たに追加させていただきました。)
何とか知ってほしいって思う人がいて、
同時に、
こんなこと、いちいち教えてくれなくてもいいって、
思う人がいることは知ってます。
けれど、他に選べるものがある中から、あえて肉を食べるって、こういう側面を生みます。
この狂気のような残酷さ。
これはわたし達が持つ「動物は、人が利用してもよい」という考え方に、
どこからともなく積もる澱のようなものです。
「利用してもよい」とわたし達が考え続ける限り、決してなくならない澱。
目をそらす。そして、もっともらしい言葉でとりつくろう。
多くの人が行うその行動。わたしもとっていたその行動。
何も変わらない日常。そして彼らの苦しみは、無視され続ける。
わたしは今、それがいちばん、残酷なことだと思う。
かわいいちょんちょこりんのおリボンつけたあなた、どんな大人になるだろうね。
「感謝して食べるんだよ」
「彼らは食べられるのが 喜びなんだ」
「人間には、お肉が必要なんだよ」
「お前のために殺されたのだから、食べてあげないと」
もしかしたら、あなたを守り、導こうとするまわりの大人はそう言って、
あなたに殺戮や暴力へ参加することを、強いるかもしれないけど。
(あなたを応援する大人もいっぱいいるからね)
あなたも大人になる。
もう、あっという間に。
あの心の痛みは、何よりも正しかった。
いつかきっと、それがわかるでしょう。
あれは、最もシンプルで、普遍的な思いやりであったと。
あなたがこのことを、大人になるまで覚えていますように。
もしかしたら、自分を守るために忘れてしまっても、いつかその涙を思い出せますように。
どうか、この世でともに生きるあらゆる他者を、
深く愛すことのできる、やさしく、強い大人になりますように。