イタリアの動物実験用ビーグル繁殖施設グリーンヒルに対する抗議行動
まずは7月中旬、実験施設グリーンヒルに、動物虐待の疑いで警察による調査が入り、大手マスコミ各社にて大きく報道されました。
その様子はこちらでご覧いただけます。
この実験用ビーグル繁殖施設ですでに殺されていた犬たちの解剖の結果、犬たちは単なる皮膚炎でも何の治療もすることなく、さらには他のささいなことでもすぐに殺していたことが判明しました。そしてこれは Marshall社では普通に行われてきたことであることがわかっています。
先月下旬最初の70頭が実験用繁殖施設より解放されたあと、8/1までに820匹のビーグルが解放され、健康チェックなどが次々と行われていました。
しかし8/1の時点では、その施設の数千頭収容されている犬すべてを解放するかどうかは、まだ決定がされていませんでした。
一番最初にこの施設から他の場所へ預けられた犬はVeganという名前が付けられました。Veganは妊娠していました。実験用にさらに子犬を生ませられるところだったのでしょうか。
警察がグリーンヒルに調査に入ってからいろいろなことがすごい勢いで起こっていました。
解放されることが決まってから、犬たちは誰に飼養権がうつるのか、や合法的に実験施設から出すための手続きなどが行われていました。
現地時間の金曜日に裁判が行われ、2500頭すべてのビーグルと妊娠させられている繁殖用個体200匹と生まれてくる予定の1000匹が実験施設に送られることなく、解放されることを前提に現在手続きが進むことに決定したとのことです。
解放された犬達は警察(森林監視隊という特別なイタリアの警察)が、
LAV(動物実験反対の団体)、
Legambiente(自然環境を守る団体)、
Fermare Green Hill (グリーンヒルへの反対団体)
に預けています。
動画は下記でご覧ください(イタリア語):
http://www.ansa.it/web/notizie/videogallery/italia/2012/07/27/Beagle-Green-Hill-gioia-emozione-nuovi-padroni_7247717.html
【関連記事】
●イタリア グリーンヒルに対する抗議行動とビーグル子犬連れ出しが各大手メディアで大きくとりあげられる。2012.4.28
http://helpanimals.jugem.jp/?eid=285
イタリアの大手各新聞は一斉に写真・動画を報道しました。
動画(最初の数秒は広告です)
コリエーレデラセーラ- イタリアの代表的な日刊新聞
http://video.corriere.it/blitz-canile-liberazione-beagle/69e39b50-9157-11e1-9c63-0823a340624b
★ラ・スタンパ(La Stampa)- イタリアで最も有名で影響力があり、最も発行部数の多い新聞 記事と写真
http://www3.lastampa.it/lazampa/articolo/lstp/452145/
la Repubblica - イタリア第2位の発刊部数を誇る日刊紙に掲載された写真
http://milano.repubblica.it/cronaca/2012/04/28/foto/blitz_animalista_green_hill_deve_chiudere-34110612/
※イタリアで動物実験用繁殖施設より、ビーグル犬が次々と解放される
http://happyneko.jugem.jp/?eid=1299
※イタリアで動物実験施設(ビーグル繁殖施設)「グリーンヒル」に抗議行動
http://happyneko.jugem.jp/?eid=1300
気が滅入っていましたが
*antica*さん♪