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チモッキ

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猫と短歌で秋の夜

♪秋ーの 夜ー長ー
♪おお たむ・たむ オータム・タム

秋の夜長、いかがお過ごしでございましょう?

neco.jpgわたしはこの本を、
本箱から発掘して読んだりしてますよ。

短歌っていいよね・・・
いいよね・・・。












昔獣医の先生が、
「たとえば病院でも、里親募集かけたら来た希望者が、実は全然里親じゃなくてどっかの撮影スタッフで、
もらってったネコを撮影で使って捨ててっちゃうことがある」
って聞いてから、こういうの見ると、「あ、あ、あんたたちは大丈夫でしょうね!?」とハラハラしてましたが、
この本の写真のネコつんたちは、「誰かさんちの何とかちゃん」が多くて、まだ安心なのです。
(しかしほんとう、ろくでもないことをしおる輩がおるんですね。
猫の気持ちや、あげた人の気持ちとか、想像力ってないのですか。
その仕事を通して、世の中に何を提供してるおつもりか。)

短歌作るってすごい。

昔チビチビが見てた韓流のドラマ、
時代とか、流行とかがやはり日本とは違ってて、出てる俳優さんのズボンが、
ものすっごい裾広がりのパンタロンだったことに、チビチビはえらい衝撃をうけたらしくて。

どのくらいの衝撃って、思わず短歌を作っちゃうほどだったそうです。

「あなたのズボンのすそがふわふわすると私の心もふわふわするわ」

みたいな短歌を作ってて、すごいな、と思いました。
ほんと驚いたよね、コイツ天才だな、と。

短歌って、わたし作れないんです。
じゃあ何なら作れるのって、フ、おじょうさん、キミはかわいいことを言うものだ。
僕は何にも作れないさ!コイン(石けり)

文や言葉を、削ぎ落とすってのができない。
だからいつも、無駄に長い。文章。
なのに必要な主語とかぬけてて、あとで読み返した時、意味わからないことしょっちゅうです。

逢いたくなっちゃだめなんだって。
今、特に、誰に遭いたいって思ってなかったけど、
こんな、まだ肉球が半透明っぽい子(表紙の子)に言われたら、だれかに遭いたくなっちゃうな。キュン。

・・・あ、おいおいちょっと、「あいたい」の字が途中から全然まちがってるじゃん、
これ、「遭難に遭う」の方の「遭う」じゃん。全然恋じゃないじゃん。
不吉さに胸がキュンとした。そんなのヤダ。

とにかくこの本は、
あかちゃんねこの証、「まだお耳がおめめの真横についてるんです」ちゃんたちが、
お腹やその他もろもろを丸見せで、ひっくり返ったりしてかわいいのです。キュンキュン。
大人ねこの、見透かすような、自立しきったような、
だからこその、甘い、きれいな瞳もたくさんうつってるんです。オイラの心臓はもつのか。

短歌もいっぱいなんです。
でも恋の歌だから、やっぱりキュンとして、ちょっと疲れる。
つまり、心臓に負担がかかる本、と言えます。(どんな感想か)



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