私はムーミンを愛しているのですが、
ストラップつけようとか、ぬいぐるみ集めようとか、
そういう気持ちではないのです。
生活に、キャラクターものがあるのがあまり好きでなくて。
む、むしろ行きたい、ムーミン谷に。
なりたい、ムーミンママに。
憧れの女性の1人。
ムーミンママって、すごいんです。
パパが似合わない帽子をかぶって「似合うかね?」とママに聞いてきたとき(ムチャぶり!)、
明らかに変なのに、
「あらまぁ、なかなかすてきね、新鮮ね」とじっくりじっくり見て、
「ふーむ、どうもあなたは帽子をかぶらないほうが、
うんと重みがあるように感じるわ」
って言ったの。
パパも納得。
パパを傷つけず、プライドを尊重しながら、正しい道へ導くママ。
どうですか!
私なら、「変だよ」って言っちゃう。
さらには、「センス悪いよね」って、追加することも考えられる。
それで相手がむっとしたら、私もむっとすると思う。ヒー。
エプロンいっちょで良妻賢母なママ。
私はついつい、ママがエプロンいっちょなことに、こだわってしまうけど、
ムーミンの世界では、慎み深いともいえるのかもしれませんね。
ほかのトロール族はみんな、全裸だし。
とにかくもう、人の幅や深みが私とは違うっていうか・・・
すごい女ですよ、ママは。(嘆息)
それはおいといて。
なので今これがかわいいんだーってマスコットなどのストラップつけたりする人を、
距離を持った気持で眺めつつ、
同時に、自分の気持ちに素直で若いんだな・・・という
うらやましさとがごっちゃになった気持ちを抱いていました。
そんな私が、こころ奪われたキャラクター。
ニャンコ先生
ヤフーの広告に出てたのです。
笑ってるような目に、手足がどこにあるのやら、な体つき。
ニャンコ先生見た瞬間心を持ってかれました。
え、マンガなの?とさっそく調べると少女マンガでした。
あ、ニャンコ先生は、主人公じゃなかったんだ・・・と、ちょっぴりがっかり。
気分がくじけて(弱すぎだな)、ニャンコ先生とお近づきになるのをあきらめて数日過ごしていたのですが、
寝る前までニャンコ先生の体のフォルムがちらつくようになってしまいました。
それは・・・恋だね。完全に。
ニャンコ先生の、体つきや目つきなど、たまらなくツボです。
うーん、しかしこの絵はかわいすぎる。もっとブサでないと。
いちばん最初に見た広告の、気持ち悪くて丸っこいニャンコ先生が一番かわいかった。
ちょっと気持ち悪いぐらいの甘くなさが、かわいいんだ。
ニャンコ先生のにじみ出るかわいさを引き立てるのだ。
7巻まで借りてみました。お話の面白さとかより、とにかくニャンコ先生をコピーしたい、と思って。
ここまで書いてもう、自分に驚きました、コピーって。そんなにニャンコ先生のことを・・・。
コピーしてどうするつもりなのだ。まったくわからないけれども。
カバンに入れて、たまに取り出して眺めるんじゃないかな。
お話は、私の若く瑞々しかった、きらめきの感性はやや退化し気味ですので(加齢により)、
心を持ってかれることはなかったんですが、思ったより面白かったです。
友達は「面白いねぇ」って言ってた。
たぶん私の目が、ニャンコ先生をひたすら追っていたから、集中できなかったんだと思います。
お話に集中できたら、もっと面白かった。
だってさー・・・ほら、ニャンコ先生が愛らしすぎるから!夢中よ、コマの隅々までニャンコ先生探しに。
妖(あやかし)、つまり妖怪やお化けが見えてしまう男の子の話で、
ニャンコ先生は、男の子の用心棒でした。
用心棒て・・・あーた、そんな丸っこい体してもう。
主人公とツバメの妖の
「人を 嫌いにならないでくれてありがとう」
「やさしいものは好きです
あたたかいものも好きです
だから 人が好きです」
という会話や、
ハッピーエンドで終わるお話の、主人公の最後のモノローグ、
「そうだね
僕も
人が 好きだよ
優しいのも
あたたかいのも
人も
獣も
もののけも皆、
魅かれ合う何かを求めて
懸命に生きる
心が好きだよ」
なんて、泣いちゃったわ。
しかし、ニャンコ先生が足りない、もっとニャンコ先生を・・・と思っていたら、
5巻では、なんとニャンコ先生の書き方が指南されているという。
なんてかゆいとこに手が届く仕様でしょう。
嬢の頭頂部の模様は、少しニャンコ先生に似てますねぇ。
動物好きな人へ、お願い。
どうかお願い。毛皮を買わないでください。
なぜって??
日本で売られている毛皮の多くは、中国で生産されています。
毛皮にされる生き物は、わたし達が想像する以上に劣悪な環境で飼育されており、
感電死や水死、首の骨を折られたり、
あるいは、殴られ、地面にたたきつけられ、生きたままでも毛皮を剥がされて、
そうして日本に売られているのです。
タヌキ、ウサギ、キツネなど、それに猫、犬もなのです。
華やかなファッションのイメージとは真逆の、おそろしく残酷で、悲惨な生産過程。
わたし達が買わなければ
殺されないのです。
どうか毛皮に「NO」を。
くわしくはこちら
アニマルライツセンター

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