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チモッキ

思ったり、感じたり、言ったりしたこと

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さよなら、おぷに達

庭の山椒の木に暮らしてたぷに坊たちは、
今年も一匹もさなぎにならなかった。(ぷに坊・・・キアゲハの幼虫の総称)

最初20匹くらいがいて、成長して3センチくらいで次々と姿を消しちゃって。

今年は終わりか、と思ったら、第二弾の卵が産まれて、
しかしまたしても3センチくらいで、一気にいなくなる。

これが、3回くらい繰り返されました。

3センチじゃ、まだまだ鳥のふんみたいな模様で、
黒地に鮮やかな黄緑という、ようちゅうようちゅうした柄にはならなかった。
あれが見たかった。

神様、センス良すぎ。思いきりもよすぎ。
「うーん、もうちょっと抑えめの色にしとこっかなー」とか
神様は思わないのね、きっと。

黒地にショッキングな黄緑。
美しいじゃないか。それでいいじゃないか。

そんな感じなんだと思う。

そんなわけで・・・ちょっとしょんぼりしておりますが、
でもきっと、誰かのお腹をくちくする使命をもって、
この世に生まれたのだろうと思うと、
しょんぼりするのもね。

あの子らのおかげで、
鳥か虫かもぐらか、わからないけれど、
誰かのお腹が満ちたんだ。

自然はすごいですね。

私は、人間がいま、自然や調和から離れてしまっているようなのも、
それ故に、様々なとこに生まれる歪みみたいなものを目にして、
息苦しさや憤りを感じる人がいるのも、(自分を含め)

私たちが望むところにいつか、ちゃんとたどりつくためにも、
ある流れの中では、必要な、必須なことだと思うので、

自分が人間社会にいることを、欺瞞だとか虚構だとは思わないし、
世界から人間さえいなくなれば、とも思わない。
想像することはあるけれど、望みはしない。

でも彼らが、
ある時は、食べるのだし、
ある時は、食べられるのだし、

ただ生きて、死ぬときは死に、
自分も相手も、生も死も、平等なフィールドに立ってるのを思うとき、


死を遠ざけて、生をよいものとして、
自分たちは、ほかの動物がいるところとはちょっと違うとこに立ち位置を構えながら、
生きるために、いや、ただ暮すためにさえ、
他の種族にそこまでしちゃいますか、みたいなこの社会で暮らす私は、

時々、虫が、植物が、動物が、たまらなくうらやましい。


そんなことをいいながらも、我が家は今夜、ごぼうのフライでして、
楽しみで胸がフルフルしてるんですがね。

蹂躙されることなく、尊重されてる動物の世界と、
ガス引いて、火使って、ごぼうのフライ揚げてる世界とが、
自然に融和してる世界にはやくなりますように、と思います。

ちなみに最近はまってるごぼうのフライ、
すごく簡単なのでご紹介!

好みの長さに切ったごぼう(私は5センチくらい)を
四つ割りにします。お好みで。
水にさらしてあく抜きはしません。めんどうなので!

醤油みりん酒を、お好み量で振り掛けて味を染ませといたのを、
クミンシード、コリアンダー、ターメリックをちょぴっと入れた小麦粉を水で溶いて、揚げる。
スパイスはなくてもいいと思います。

結構じっくり揚げます。
最後は高温でカリッと。

好みで塩を振ってください。
これだけ!

熱々を食べてね~、
カリカリ、ほふほふ、ああ、しあわせ!
おつまみにもいいですよ~!
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