雪の結晶が、ほんとに雪の結晶の形をしてるのを見たとき、
神さまはいると、すごく思うだ、おら。
(↑うぶなりんごほっぺ少女を想像してね)
すぐに溶けて消えちゃうこんなにきれいなもの、
たくさん降らせてもったいない、と人間の私は思っちゃうわけ。けちだから。
一瞬で消えるものに、息のむような美しさを込める。
あんなに精巧な作りをしていて、しかも同じものは2つとないという。
神さま、けちけちしない。ちょうおおばんぶるまい。
あとはねー、
短毛種で小型犬のちみちみとしたまつ毛や、
猫の透明な眼球や、
ユスリカの頭についてるふさふさの飾りみたいのや、
チーモの足の小指の、あるのかないのかわからないほどちいちゃい
おじいちゃん譲りの爪を見ても、神さまはいるんだなーと思う。
すごくはっきり思うけど、
すごくはっきり思うだけで、
実際いるかはわかりませんけども。
でもカッキンコッキンキッチリハッキリと説明できるものより、
「わからないけどはっきりそう思う」ものの方が、
見えないだけでちゃんとあったりするのよね。
研究者の先生たちは、生理はうつらないって言ってたけど、
私たち(元)女の子グループでは、友達同士でうつるものだとちゃんと体感してた。
その後、フェロモン?かんかの影響でうつるって解明されたよね。
私たち、そんなことちゃんと知ってたわよ?くす。
とうにわかってたことを否定して、後になってやっぱりそれが正しかったって
後で言うこと多いんだもん、研究者って。
動物は機械的に反応してるに過ぎないとかさ、バカみたい。
相対してる人間でさえ、感情があるかは証明できないんじゃなかった?
ほんとに神さまったら、なんでもできるなら、
動物にももっとやさしい世の中にしてくれたらよかったのにね。
でも、神さまはわざとそうしなかったの。
自分たちで気づいて、自分たちが改めて、
自分たちで作らなきゃ、意味のないものだから。
そう思いながら帰宅。
雪の結晶が印象的な美しい表紙の、ポール・ギャリコの雪のひとひらを読む。
おやつは干しいもかい。ああ、もちろんさ。
着てるのははんてんかい。ふふふ、その通りだとも。
きみ、しあわせかい。ああ、ぼく、しあわせさ。
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