嬢と部屋でくつろいでおりました。
私がトイレに立ち、すぐ部屋に戻ると嬢がいない。あれ?あれれ?
普段はトイレにもついてくる嬢だけれど、そういや今はこなかったね。
1階に行ったのかしら?
と、あまり気にせずに本を読み続けて5分ほどたった頃。
私の部屋には、目隠し用に下げてる布があって、
そしてその裏に小さなスペースがあって、
そこはかくれんぼのときに、嬢がよく隠れる場所なのですが、
そこから「フーン・・・」て悲しい声を出し、うつむきながら嬢が出てきたのでした。
隠れてたんだ&探されないから出てきちゃったんだ・・・!!わー。ごめん。
(犬のBBは、隠れた状態に私が気づいてなかったら、
隠れながらも、私ここにいるよって小声で呼ぶタイプ。
でも嬢は違うのね。ちょっぴりアピールべたな嬢です。)
あー、チーモが席を外した瞬間に素早く、
(戻ってきてわたしがいなかったらチーモは探すだろうなあ!クスクス!)とか思いながら隠れたんだろうに!
その瞬間の嬢と、チーモが本読み出しちゃって全然探さないってだんだん気づく時の嬢と、
もう出よう・・・って思った嬢と、
ずっと無言で待ってたのに、出てくるときは「フーン・・・」って鳴いちゃう嬢を思ったら、
もうもう・・・胸がキューンってしちゃって。
「や、やだーぁじょうちゃーん、言ってよー!ごめんー!」と抱きしめたのち、
入ってたスペースに、嬢にもう一度入ってもらいました。
嬢が入ったと同時に、
「あらっ。嬢ちゃんどこ?嬢ちゃーん、どこー?私のかわいいねこちゃーん!」と演技を開始。
隠れ場所で待機する嬢ちゃん。
大きめの足音を立てながら(スリルを掻き立てるため)部屋を探し回った(ふりをした)のち、ふと立ち止まって、
「まさか・・・」「いやいやでもそんな」「でもまさかじょうは、あそこに・・・?」とか小声で言ってみる。
そしてすり足で(これもスリルをあおる効果)隠れてる場所に近寄って、
そーっと布を持ち上げると、すごいテンションで
ズバー!っと嬢が飛び出して、私の足にタックル!
そうそう、これがわたし達のお約束ね!
しっかと抱き合う2人。
ああ、いまわたしの胸にいるのはなんですか、
ねこですか、幸福ですか。いいえそれとも幸福のねこですか。
あー、ほんとにかわいい。
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