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チモッキ

思ったり、感じたり、言ったりしたこと

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嬢がアーティストだったあの頃

カーテンに爪がひっかかって困ってる猫。


・・・写真撮影してる場合かと。助けろと。

すいません、報道カメラマンとしてのプロ意識をおさえることができませんでした。

いつも何でも私が手助けしてしまって、嬢の自立心を奪っているのでは?
という懸念もあったものですから、ハラハラしながらも見守ってみました。自力で何とかしてました。

もちろんわれらが嬢ちゃんは、このくらいじゃへこたれません。
爪が外れた後、改めてカーテンにマジパンチくれてました。

カーテン。嬢とカーテン。思い出します。

昔、レースのカーテンを初めてびりっと嬢がやった時、チーモはほめそやしたのですわ。

「君はやってしまったね、芸術作品を作ったね」と。

本当うちの嬢は、天才みたいなとこありますから・・・
どの子もそうですが、嬢自体もすでにげいじつ品と言えますし、
いつルーブルびじつ館から、嬢を展示させてほしいとオファーがくるか、
はたまた、いつキャッツアイから「嬢、いただきます」と予告状が来るか、
一体いつルパンが嬢をさらいに来るかとハラハラしてるんですが、それ以前に、
やっぱりそういうねこは、ねこ自身に秘めたるげいじつの才能があるんですわね・・・。

チーモは意外とげいじつに理解がある方ですから、
パトロンとして大いに応援したわけです。

そしたら嬢ちゃんのアートな才能があれよと開花して、
カーテンをビリビリ、ビリビリ、がんばりました。
これがまた、ほめると喜んではりきるんですよね。

 作品と作者近影

文化的な価値が大いに高められた部屋で、たまに嬢が作品に新たに手を加えて、二人で仲良く暮らしていたのですが、

ある日、チーモ宅を訪れた知人が、ビリビリのカーテンは嬢が作ったんだよエッヘンとか、
得意げに自慢してる私に、言いづらそうに、
「あの、チモちゃん・・・外から見た?部屋の窓・・・」って言うので、
ふ、嬢の前衛的な芸術は一般に理解されないかもしれぬ、と思いながら、
一応、わたし達の部屋の窓の様子を外から確認してみたら、

私がすんでる部屋って、こんなあばら屋だったの?

って感じだったんです。
窓越しにレースのカーテンが破れてるって、ものすごい悲惨な光景。
びっくりして、目が覚めました。わたし達、進みすぎてしまったようね・・・。

世界のモードが嬢に追いつく前に、嬢の芸術は終焉を迎えた旨、
うなだれながら嬢に伝えて、新しいレースのカーテンに変えました。

今度の新しいカーテンは、嬢のカンバスじゃないよってちゃんと説明したので、
嬢ももう、作品作りはしません。

チーモの言うこと、ちゃんとわかるのです。
一回でわかります。壁で爪とぎもしない。

ああ、でも噛み癖はなかなか大変で、かじりついたまま体を回転させるデス・ロールをよく家族中がお見舞いされてましたが、
あれはなにか事情があったのでしょう。言われてもやめるわけにいかない事情が。
今は噛まれないなあ。かわいいなあ、嬢って。

あ、自慢が始まっちゃった。ごめんなさい、長くなるから自重します・・・。

そんなわけで、天才でかわいい嬢なのです。

これは小さい椅子の上からお外を見た後、そのままコロンと眠ろうとしてるところ。

 
 
 
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