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肉食と飢餓…の回

肉食は、人それぞれの思想・嗜好なので、「個人的な問題」ととらえられがちですが、
世界の飢餓や環境破壊とも密接に関わっています。

世界で生産される大豆の80%が家畜を育てるために消費されており、
これは、現在飢餓状態にある約8億5千万人の人の餓えを癒せる量だとご存知ですか?

地球温暖化の原因である温室効果ガスのうち、畜産業が排出しているのが18%で、
温暖化に大きく影響しているイメージを持つ自動車や飛行機などから排出される総量よりも
多いってご存知でしたか?

また世界中では毎秒(!)、サッカー場7個分に当たる森林が、
家畜の放牧や飼料のために伐採されています。
木を切り倒せば、木々が蓄えてくれていた二酸化炭素が大気中に放出されます。

1キロの米を生産するために1,900リットルの水を使うのに対して、
牛肉を1キロ生産するのには15,000リットルもの水が必要です。
屠殺場でも大量の水が使われます。
また牛一頭の総量すべてが食用にされているわけではなく、
食肉になるのは確か三分の二から半分程だったように記憶しています。
(資料が手元にありません。はっきりしたらまた書きます)

肉食をやめて菜食にしませんか、と声をあげたことのあるベジタリアンが、
特に畜産問題などに関心を持って調べたことはなかった、というごく普通の善意の人から、
あなたの考えは偏っている、と言われた経験があるかも。


「動物は感謝すれば、食べてもいいのだ。
そもそも肉を食べなければ、栄養バランスが崩れる。」

私たちは、そのように教育されてきたもの。
偏りがあると感じるのも無理はないのだと思います。

でも、上に挙げた数字や現象が表すこれらは極端な思想などではなく、ただの現実です。

環境を破壊し、動物を自然から引き離し、多くのものを犠牲にして、

それでも肉は、一部の人の口にしか入りません。

アメリカ人が週にたった一度の食事を菜食料理にするだけで、
50万台以上の車が消えたのと同じだけの二酸化炭素排出削減ができるのですって。

環境破壊を止めるにはベジタリアンになることが望ましい、との国連による報告がされていて、
実際、「週に一度、菜食にしよう」という試みが、欧州のいくつかの都市ではすでに始まっています。

肉食は太古から続く自然なことと言われるけれど、日本で今のような食生活になったのは戦後からです。
同時に成人病が爆発的に増えていて、これは肉や乳製品のとりすぎが原因と言われています。

自分の好きなように、自分の好きなものを食べるのも愛だと思う。
自分への愛だって大事です。

ちょっぴり視点を変えてみて、地球への、動物への、飢えて死んでゆく子供たちへの。
私達のテーブルからできることがあるなんて、すてきです。
「週に一度」、いかが?
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