残酷なものから目をそらしたい、人の防衛本能もおそらく相まって、
犬猫の殺処分や販売に比べ、動物実験への関心の度合いはかなりひくいですよね。
人の冷徹さから関心が低いというより、国民も情報を目にすることもないし、
そもそも研究してるところが、情報を知らせる気もないのですよね。
そりゃそうですよね。
反対運動に加わる人をわざわざ増やすような情報を、教えるわけがない。
現場の研究者に動物実験は必要よって言われたら、
素人は、現場のプロの人が言うんだからそうかもなって思っちゃうよね。
それ以上は、触れずらい。だってわたし達素人だからって。
でも、必要か必要でないかはさておいたとしても(私の意見も今はさておき)、
国からいくらのお金が出て、どこの施設でどんだけの動物をどんな実験で殺し、
その結果どのくらいの成果を上げてるのか、
ハッキリと国民が知れなきゃいけないことと思うのです。
しかし日本てこういう状況なのです。

(ALIVE資料より)
研究したい人が望むなら、何でもアリなこの状況で、与党の改正案は、
動物実験に関して、ノータッチという結論ということでした。
今後も実験をするか、それとも一切止めるか。そんな急進的なことじゃないんですよ。
それ以前の、一体どのくらい動物が、どういう状況で使われてるのか、ちゃんと把握しよう。
苦痛をなくしたり、実験に使われる動物の数を減らしていこう。
代替法を増やそう。
そんな、当たり前じゃないの?っていうような話、
諸外国よりだいぶ遅れてるし、この案でも遅れてるけど、
少しずつでも整備する方向でやっていこうねっていう段階で、ストップかかったってことなのです。
(詮もなきことですが、動物実験始めた初期の時点でそのくらい整備しておこうよって話ですよね。)
その実験・・・必要?って疑問を抱くような実験も、たくさんあります。
知り合いに実験肯定派で、実験してる職場にいた人がいますが、
そういう人でさえ、「命を冒涜してる」と憤慨するような科学者の話も聞きました。
それでも、現状ではどうにもできない。
製薬会社や研究機関と政界とのつながりの強さたるや、ペット業界の比ではないし、
でも一足とびには進まなくても、このままということはないだろうと思っていたので、
非常に、なんというか、ショックです。
-動物実験について再度訴えを!-
クリック!議員さんにメッセージを!
虐待され、殺され、放棄される。
生体解剖実験の、真実。
人類の発展のためであれば、それは正義。
動物がどれほど苦しんでも、それが人間の幸せを作るなら。
わたし達の行うどんな残酷さも、ゆるされなければいけない。
わたし達はその残酷さを、許容しなければいけない。
それは本当に、発展でしょうか。
幸せになろうと、人類はしているのだと思います。
けれど私は、幸せになろうと前ばかりを見るあまり、
幸せになるために必要な、そして1番大事なものをその足元で、
踏みつけにしてしまってる気がしてならない。

「生体解剖のおかげで治る?
それなら遠慮します」
不遜ながら、
私は、彼女が車イスのせいで、
不幸せだとは思いません。
天性のものか、
ご自分で達した境地かはわかりませんが、幸せな人だと思う。
他者の痛みを思える人は。
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