ミュージシャンのモリッシーが、ユニクロにお手紙を書いてくれたそうです。うふふ。
来日してたのね、今日の読売の夕刊に載ってたわ。
「動物愛護団体PETAの活動家としても知られるモリッシーだが、
この手紙はPETAアジアの「代役」として書かれたもので、
ユニクロに、オーストラリアの一部羊毛業者からの羊毛を使用しないよう依頼する内容となっている。
モリッシーは手紙の中で、
「何年も前に、私は「Meat Is Murder」という曲を書きました。
いまや、私は「Mulesing Is Misery」という曲を書きたい気持ちになっています」と綴り、
ユニクロが「ミュールシング」を行っている羊毛業者から羊毛を仕入れないことを要望している。」
宮嵜広司の明るい洋楽より

モリッシーからウニクロへのおてまみ
ミュールシングって?

人間の都合により大量の毛がとれるよう改造された羊の体には、蛆がわいてしまう。
それを防ぐために、はさみで子羊の臀部と周辺の皮膚を切り取られる。
体を金具に固定され、麻酔は使われずに、それは行われる。
その後の傷の治療もされない。
愛護面から批判が起き、ニュージーランドでは2007年に禁止されている。
2008年にはH&Mが、オーストラリア産のウールを使用しないことを発表。
わたし達がもし、羊と暮していたら。
わたし達が一緒に暮らす羊からセーターを作ろうと思ったとき、羊を乱暴に扱うことはないでしょう。
その子を痛めつけてまで、セーターが欲しいなんて、きっと思わないでしょう。
そのとき、羊の毛糸は恵みかもしれません。
仲良く暮らして、時々は羊が風邪をひかぬ程度に毛をもらって、温かいものを作る。
羊は、自分が尊重されていると感じ、自分の毛でわたし達が喜ぶことを、喜んでくれるでしょう。
「動物に、自分が尊重されてるかどうかわかるかよ、
これだからドリーミングベジタリアンは、ペッ(ツバ!)」
っておっしゃるあんちくしょう、いるかしら。どうかしら。(おでこのツバぬぐいながら)
動物は、(人間がそのことをどう思うかは別として)、多くを許してくれるし、
尊重されてるかどうか、ちゃんとわかってるよ。
それはどのくらい確かなことかと言うと、
はまるとそればかり食べるというやや子供じみた傾向にある私が、
3日連続で飲んでるコーンスープを、明日も必ず飲むというほどの恐るべき確かさなのよ。
事実飲むわよ。飲んでしまうわよ?
いや、そんな話はどうでもいい。心底どうでもいい。
とにかく誰も傷つかない。わたし達がセーター作るのなら。
でも残念だけれど今、そんな風に、作られていない。
同じ毛糸でも、その来し方が違います。意味が違います。
ユニクロ、毛皮は使ってない。とってもありがたく素晴らしいと思うんです。
経費の関係だろうとは思いますが、ダウンも、生きたまま毛をむしるため、
水鳥は痛みで心拍数が跳ね上がる残酷なハンドピッキングではなく、死体からの羽。
うーん、もしハンドピッキングのが安かったら、そっち使うかなあ。ユニクロ。使うだろうなあ。
でも「えー、やめる気ないよ。だって消費者が欲しがるから売るんだよ毛皮。」ってしまむらより話が通る気がする。
あともう一歩、ぜひもう一歩。
どうかユニクロで、羊のセーターを買わないで。
安さより、気軽さより、愛を選択しましょ。
その方が気持ちがいいと思うわ。
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