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チモッキ

思ったり、感じたり、言ったりしたこと

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本レーダー・・・の回

本が好きだと、レーダーが発達するんでございます。
面白いかどうかを、判別するレーダーでございます。
しかしそれは当然じゃないか、と。だってお前は本が好きなんだろう?と。
フンフン、ごもっともです。でもこのレーダーのすごいところは、
「君の欲しがってる本が出てるから(古書専門)本屋に行きなさい」と
たまにご神託も降りてくるとこなんですのよ。電波みたいにビビッとくるのですのよ。
すごくね?

 毛髪をかき分けると(モデル・猫)

 こんなの。

 クローズアップ。

 受信してる!

 あ、光っとる!!

 するともう、なんかたまりません。

 行かねば、本屋に行かねば!ハァハァ、フゥフゥ!

 泣くな泣くな よかったね

レア度が高い本ほど、「行かねばならぬ感」が強いレーダー。
幸せかみしめる瞬間。 人とも、本とも、出会うことはデスチニーだと思います。

本のかみちゃま、ありがとう!字を発明した人ノーベル賞!
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空の半分は・・・の回

年末、いそがし病にかかりながらも一気読みした本。
ハーフ・ザ・スカイ 彼女たちが世界の希望に変わるまで

これは皆さん、読むといいあるよ。
小学校の教科書に載せるといいある。
すごい分厚いけど、子供はこういう大事なことを勉強すればいいんだプ。

あとはね
「そしてトンキーも死んだ」と
「はだしのゲン」を教科書に載せればいいある。

・・・うーん、うそうそ。
教室外で学ぶから、生きる教えというのはあるだから、
やっぱりお子さんは図書館で借りてね、ゲン。

そして大人の皆さん、男子も女子も、老いも若きも、
「ハーフ・ザ・スカイ」を読んでください。

女性が女性であるために、医療を受けられず、性器を切除され、
売り買いされ、監禁されて売春させられ、
焼かれ、殺されている、と告発する本でした。

・・・これだけ読むと、ゴシップっぽい感じになってしまいますね。
そいつは私の文章のせいです。素晴らしい本でした。

特に発展途上国における現状と、それを何とかしようと活動する人の話でした。

草の根活動をする人の中には、その活動ゆえに、
男性や女性によって利益を得る人からの、脅迫、リンチや暴行。
レイプされてるひともいました。
それでも歩みをやめない。
何度か泣きそうになりました。


「米国人は何十年も人種隔離の不正義を知っていた。
だが人種差別は南部の歴史と文化に深く根を張った複雑な問題のように見え、
善意の人々の大半は、その不正義に対して自分に何ができるか見当もつかなかった。

やがてローザ・パークス(1956年アラバマ州モンゴメリでバスの白人席に座り、
キング牧師のバスボイコット運動のきっかけとなった黒人女性)と
マーティン・ルー0サー・キング牧師と「フリーダム・ライダー」
(公共交通機関の人種差別撤廃を求めてバスに乗り込み南部諸州に向かった活動家)が現れ、
ジョン・ハワード・グリフィンの「私のように黒い夜」を始め新しい視野を開く本が現れた。

この不正義は突如、直視せざるを得ないものになり、
一方、経済的変化が人種差別を弱体化させていった。
その後、公民権運動のうねりが起き、苦難が明るみに出され、
善良な人々の人種差別の黙認を許していた目隠しが取り払われた。

同様に20世紀の間、空にはスモッグがかかり、
川は油で汚れ、動物は絶滅の危機にさらされていたが、
環境破壊は大きく取り上げられることも反対されることもなく続いていた。
だが1962年、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」をきっかけに、環境保護運動が生まれた。

売春宿に閉じ込められた少女、
村はずれに建てたれた小屋の床にろうを煩って丸まっている少女。
今日の課題は、彼女たちと向き合うよう世界に求めることだ。
世界中で両性の不平等と闘い、少女の教育と機会を推進する運動が起こってほしい。

米国の公民権運動も環境保護運動もひとつのモデルではあるが、
どちらも身近に起こる国内問題が対象だったという点で、今日の課題とは違っている。
米国の女性運動をモデルにするのは控えたい。

国際的な問題が「女性の問題」と呼ばれたら、もう失敗したも同然だ。
残念ながら現実として、女性の問題は軽視される。


奴隷制が黒人の、
ホロコーストがユダヤ人の問題とはみなされないように、
性人身売買や集団強姦を「女性の問題」と見るべきではない。
ひとつの人種、性別、信仰に限らない、人道的問題なのだ



「1790年代、奴隷制廃止運動家は、
経済やフランスの脅威といった地政学的複雑さを理解しない
理想主義的説教家と片付けられることが多かった。

何十年か後に人々は振り返って、
19世紀の大西洋横断奴隷貿易より大規模な21世紀の性奴隷貿易を、
どうして黙認することができたのかと不思議に思うだろう。

未来の人々は、妊産婦医療への投資が不足しているために
毎年500万人の女性が出産で命を落としているというのに
一行に関心が高まらないのを見て理解に苦しむだろう。」



私、これは現在の動物にも当てはまる、と思いました。
動物にも、感情があると認める人がいる以上、
必ず、今の状況が動物にとっての暗黒時代になるだろう、と。

今の動物たちが、かわいそうだと言ってるんじゃないんです。
(いや、もちろん「動物へのこの残虐が許されるのであれば、
大義さえあれば戦争も正義ですわなって、扱いを受けてる動物はたくさんいます)
誤解を恐れずに言えば、愛されてる子も、愛されてない子も、
この世に生まれてきて、それでいいんだと思うんです。
そうじゃなくて、人間側の意識に対して、上記の暗黒時代はかかっております。

私は、男女は平等、でも、その役割は違う、と思っているから、
フェミニストには勉強不足って怒られるかもしれません。
間違ってないと思うんだけど、勉強が足りないのは、
恥ずかしながら事実です。堂々と認めちゃいましょオホホ。

空の半分は、ほんとは女性が支えているんだって。
でも、残念だけど、今はまだそうとは言えない状況ですよって。
そっかー。

そんで地面は?
地面には、動物も植物も立っていますわ。
そこには動物も植物もいるんだって、忘れられがちだけれど。

経済効率より奴隷解放が優先されたように、
いつか必ず、大丈夫です。
声を上げるのですわ。

長い日記、読んでくれてありがとうでござる。
私も目が痛いですが、おたくさまの目は大丈夫でござるか。

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