ガラス製品が好きです。
ずっと使える。あまり傷もつかない。でも割れてしまったら戻らないところ。
理由は見つかるのだけれども・・・。
なんというか、わたくしのガラスへのこの慕情は、理由を超えたところにある気がします。
はかなく繊細なのも、ごろっとぼてっとかわいいのも、見つめてると、
心の中で、ごくっと唾を飲んでるのがわかるほどです。
でも今はね、嬢がいるからあまり手が伸びません。
嬢、跳躍力も天才的だし。すごいからね。ピョイーン!だから。
美しきパワーを秘めた子ですもの、悪気はなくとも壊してしまうかもしれない。
そんで嬢が足とか怪我しちゃったら、チーモの胸は、嬢の倍くらい傷つくからね。
愛はときとして、いたいものなのだわ。
あと似たような気持ちを抱いているのが石関係。大好きです。
パワーストーンにパワーがなくてもいい、と思ってます、わたし。見た目と存在が好き。
あんなものが地球から出てくるなんて、うそみたい。
マザーアース。母さんありがとう。
でもこれもたくさんは持てないですわー。
彼らの価値に見合うだけの豊かさを、私、所持してても引き出せないと思うんですよね。
ほっときっぱなしになってしまう。ずぼらだから。
お金もかかるし。
缶詰算(※)で試算するとたいていの場合、
私には石代は支給されないのです、残念ながら。
大蔵省め。(自分です)
(※缶詰算・・・欲しいもの・ことがあった時、それにお金を払うことと、
食事や医療を必要としてる動物にお金を回すことではどちらが有効かの計算。
厳密ではなくおおざっぱだけれど、心の片隅に鎮座する計算法の一つ。)
でもいいの。実は私、石をものすごいたくさん持っている。
しかも買わずに持ってる。
それはほれ、あれですよ、イマジネーション。
目を閉じて心に浮かぶ色を石にしてみます。
元気が欲しいときは、
キラキラの透明な黄色。
疲れてる時は
、柔和な輝きの緑の石。
ときめいてる時は、
くすぐったいようなピンク。
大きさも形も色もさまざま。
イメージした石を、心や体にダイレクトに入れて溶かしてみたり、
大きなベッドを作って、そこで横たわったり、
石をあったかい液体にして、水晶のバスタブに注いで、そこに入ることもできるのです。
さらにはそのまま宇宙に出発することもできるのです、あわわ、すごい。
なんだったらリアルに、いっそ大地から掘るところから始めてみるのも楽しいかもね。
寝る前とか、電車の中とか、ちょっとやってみて!
原点は、子供のころから繰り返し読んでる大好きな本、「ムーミン谷の彗星」からなのです。
谷底にきらめくたくさんのガーネットを、欲しい欲しいとスニフが言うのです。
でもそれはオオトカゲが守っているガーネットだし、手に入れるのは大変なのです。悲しむスニフ。
するとスナフキンが、こう言うの。
所持することも、持ち運ぶ必要もなく、世界中どこでも取り出して見られる。
心にとっておくといいよ、いくつでも。
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